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魚串もびっくり?見たことない串料理!串バル「KUSHI ZENON」(クシゼノン)が吉祥寺に1月31日オープン

京都・伏見稲荷の鳥居をイメージした通路の先には、御縁地蔵が祀られている
カラートーンのような窓。よく見ると、漫画の吹き出しがデザインされている
手前、串に刺したタンシチュー。奥右、串刺しのセレブコロッケ。奥左は鮮度自慢、希少部位の白レバー
斬新な串料理を提案するのは店を仕切る高橋さん

(取材=西山 登美子)


「刺せるならなんでも料理に串を刺してしまう」という斬新でユニークなコンセプトの「KUSHI ZENON」。吉祥寺の南口、井の頭公園そばに建ったばかりの個性的なビル、吉祥寺じぞうビルの1階に1月31日オープンした。経営はビルの管理を行うじぞう屋。同じ吉祥寺にある漫画とアートが融合するカフェ「CAFÉ ZENON(カフェゾノン)」や同じビルの「ZENON BAR(ゼノンバー)」を運営する。実はこのじぞうビルには、月刊コミックゼノンの出版や、漫画の編集、アニメーション企画制作などを行なうノース・スターズ・ピクチャーやコアミックスが入っている。ビルの1階、2階には「KUSHI ZENON」を含めた5店舗に加え、6階にオープンする薬膳酒を看板にするバーなど9店舗の個性的な飲食店が揃う、吉祥寺の新しい期待のビルだ。 じぞうビルのネーミングの由来は、ビルのエントランスホールのお地蔵さんから。このお地蔵さんは京都の老舗石材店で制作し、縁結びで有名な鈴虫寺の僧侶により開眼供養式を行なった本物だ。「人と人の縁を結び笑顔の輪を広げ、繋げること」を理念とする自社ビルとして「多くのご縁を繋ぎ、地域の守り神のために御縁地蔵として建立した」という。そこには、漫画は笑顔を広げるとともに、人生の生きる情報誌という漫画の力を広く多くの人に知って欲しいとの想いもある。 「なんでも串に刺す」というコミック的なコンセプト同様に「KUSHI ZENON」には店内の随所に楽しい漫画の世界が仕掛けてある。赤やブルーなどの淡いカラー使いのガラス窓をはじめ、テーブルの足や壁、そしてショップカードまで漫画の吹き出しをモチーフとしている。メニューは漫画のコマ割りになっていたり、とさりげなく漫画に触れるチャンスを作っている。 一串一笑とあるメニューコンセプトは「刺したことのない料理を串に刺す」世界の新料理だ。チルドで2日熟成させた幻の三河産会津地鶏の焼鳥をはじめ、食材のクオリティにこだわった、和洋テイストの串料理がオンメニューされている。店を預かるシェフ、高橋友祐氏は、和食で経験を積んだ後、イタリアンを修行し、斬新な串料理を作るようになった。三河産会津地鶏の串焼きは200円~。希少部位は250円~。熟成サロベツ産合鴨は200円~。地元・三鷹産の地野菜焼きもある。ユニークなのは「ZENON」流シーザーサラダ750円、フォアグラ大根750円。採れたて蒸し野菜バーニャカウダー750円など、どの料理もどこかに串が使われている。お通しは「日替わりの惣菜をセッティングされた串にさせるだけ刺すスタイル」とどこまでも楽しく、クスリと笑えるような漫画的遊び心が新鮮だ。 ドリンクは高橋氏厳選の日本酒とフランス、イタリアのワインがお勧め。だが、本格焼酎、サワー類、果実酒など、幅広い食材に合わせ多様に揃えている。ワインはグラス600円。ほかにその日のおすすめが750円。ボトルは2800円~。750円から提供する日本酒では、入手困難な銘柄に出会えることもある。 3月25日、オープンする井の頭公園が見渡せる6階のバー「ZENON BAR」では、「あなただけの一杯」をコンセプトに、健康にこだわった薬膳酒やココロにもカラダにもやさしいフードを提供する。また、月刊コミックゼノンで「いくさの子織田三郎信長伝」を掲載していることから、6月2日、織田信長の命日、京都本能寺跡に「信長の魂と酒を飲む」という漫画ならではのダイナミックで夢想的な信長茶寮がオープンするという。コミックの世界から見る飲食のステージは、通常の飲食業界から見るものとはまた違った斬新な魅力を放つ。

店舗データ

店名 KUSHI ZENON(クシゼノン)
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-9-9
吉祥寺じぞうビル1階

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アクセス 吉祥寺駅南口より徒歩2分
電話 0422-41-8900
営業時間 17:00~24:00
定休日 祝祭日を除く月曜日(月曜営業の場合は翌日火曜休み)
坪数客数 8坪・13席
客単価 3500円
運営会社 株式会社じぞう屋
関連リンク KUSHI ZENON
関連リンク じぞう屋
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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