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銀座の“江戸前カジュアルイタリアン”「Anastia」(アナスティア)が東銀座マロニエ通りにオープン!

(取材=辰田 美保)


東銀座マロニエ通りに4月にオープンした銀座の“江戸前カジュアルイタリアン”「Anastia(アナスティア)」が話題を呼んでいる。オーナーシェフ・大原潔氏は大の歌舞伎好きで、歌舞伎座のある東銀座を開業場所に選び、築地に毎朝早朝通うため勝どきに在住する現36歳だが、まず経歴が面白い。20歳から料理人を目指し、21歳で渡伊。ミラノとシチリアで1年間修行後は寄り道してエジプトでは砂漠を一人で横断し、1年かけてアジアまで陸路で渡る。中国は自転車で移動し、最後は香港から帰国。それだけではなく、帰国後フォーシーズンズホテル椿山荘や京都祇園のイタリアン等一流店でサービスも約7年間経験。料理人がホールで接客を経験するということはさほど珍しくはないが、その長きの間にシニアソムリエの資格も取得したという特殊な経歴の持ち主だ。料理も独創的で奇抜。まず、自らかかさず買出しにいく築地の鮮魚や野菜は客席に展示するので真近で見られるのはもちろん、上部には鏡を配し、客席から座ったままでも眺め注文することも可能。
看板メニュー「オリジナル深川めし」(1,400円)は、江戸っ子の深川めしを、ミラノ風の焼きリゾットにアレンジ。浅利の殻が開いたらすぐ火を止めるという火入れで、レアの身はふっくら・ジューシーで、おこげの香ばしさもたまらないと大好評だ。
肝系が苦手な人でもイケルという「鮫の心臓のココット」(700円)、淡白だが食感のよい「マンボウのフライ」(700円)、ねっとりとした食感の柳ダコの卵の「たこ玉」と鮎の身を丸ごとすり潰してパルメザンと和えた「鮎のブルスケッタ」(各400円)など、杯がすすむ珍しい珍味も豊富。
また一匹500gUPのオマールを贅沢に使用した豪快な「活オマール海老まるごと一匹のスパゲッティ」(2,900円)、手打ちパスタ「江戸前シャコと車海老のフェレッティ」(1,500円)「ソフトシェルクラブのアラビアータ」(1,700円)などパスタも充実で、高級食材もコストパフォーマンスよく提供し、客単価は昼1,000円、夜4,000円。ワインもイタリア産のものだけを約80種揃え、8種をグラス600円から、ボトルも5000円前後が中心価格帯と納得の値段だ。
「よそさんと同じことはしたくない。どう素材を活かすか、アプローチするか、仕上げるか。」とは大原シェフ談。とにかく珍しい素材や、ここにしかないメニューが満載で、しかもお値打ち価格。今、もっとも注目したい東銀座の新生イタリアンだ。

店舗データ

店名 江戸前イタリアン Anastia(アナスティア)
住所 東京都中央区銀座2-11-11 第2銀座ヤマトビルB1F

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電話 03-3545-5818
営業時間 11:30-(L.O.)13:00 ;18:00-24:00(L.O.23:00)
BARTIME 21:00-24:00(L.O.23:00)
定休日
坪数客数 17席(カウンター13席・テーブル4席)
関連リンク アナスティア
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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