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鹿児島で展開するネバーランドが「どん薩摩」をオープン。オリジナルのクラフト焼酎「13」を筆頭に、鹿児島の魅力を東京のど真ん中・丸の内から発信!

入口近くには、白金酒造で焼酎造りの際に使用されていた木桶蒸留機を活用したユニークなカウンター席が。店内奥にはビル6階から東京駅を望める窓に面したテーブル席も配置する
鹿児島県長島町産「茶ぶり」をはじめとした、鮮魚の刺し盛「かごんまのさすん」(2人前2400円)。「さすん」は鹿児島の方言で「刺身」の意
白金酒造と同店で共同開発した、オリジナルのクラフト焼酎「13」。オーク樽で熟成し、コクのある味わい。ソーダ割りがおすすめだ
ネバーランド代表の加世堂洋平氏

(取材=大関 愛美)


10月25日、鹿児島をテーマにした居酒屋「どん薩摩」が、丸の内ビルディング6階にオープンする。運営は、鹿児島と都内で展開するネバーランド(鹿児島県鹿児島市、代表取締役:加世堂洋平氏)だ。長島産の「茶ぶり」を筆頭とした鹿児島の特産品を使った多彩な料理を用意し、同店オリジナル焼酎「13」をはじめとする鹿児島産の本格焼酎をラインアップ。東京の中心地、丸の内から鹿児島の魅力を発信していく。

鹿児島の有力飲食グループが丸の内に進出

同社代表の加世堂氏は、大学時代、楽コーポレーションの「汁べゑ」でアルバイトをしたことをきっかけに、居酒屋の魅力に目覚める。大学卒業後は会社員として就職するも、1年後には退職、町田の居酒屋「もぐら 六段」にて独立をめざし5年ほど修業を重ねた。そして2010年12月、鹿児島に「特攻チキン野郎」を開業し独立を果たす。現在、鹿児島中央駅前に25軒が連なる屋台村「かごっまふるさと屋台村」内の「TAGIRUBA」など鹿児島で6店舗、東京で1店舗の計7店舗を展開。そして次なる店舗が、この「どん薩摩」だ。

「茶ぶり」をはじめ、鹿児島の食の魅力を凝縮!

料理には、鹿児島の食の魅力を伝えるべく、黒豚、薩摩地鶏、黒牛、きびなご、鰹など鹿児島の食材を使用した料理を用意。なかでも一番のウリは鹿児島県長島町産で養殖する「茶ぶり」だ。ブリの養殖日本一で有名な長島の海で、顧客のニーズをもとに25年もの歳月をかけて研究し、育てあげた品種。杜仲茶を配合した飼料で育て、ブリ独特の臭みがなく、舌触りもなめらかで深い甘みを持つ。刺身はもちろん、「長島茶ぶり 究極のだし しゃぶしゃぶ」(一人前2500円)、「茶ぶりのぶり大根」(980円、ハーフ780円)などで提供する。

飲み手の声をもとに、特注した「クラフト焼酎」も

ドリンクは鹿児島産の本格焼酎がウリ。なかでも同店が白金酒造と共同開発したオリジナル焼酎「13」(ロック・水割り・お湯割り530円、ソーダ割り580円)がイチオシとなっている。「『13』は、マーケットが求めるニーズをもとに造りあげた焼酎。私はこのように飲み手の声を直に聞き、作り手の想いをこめて開発した焼酎を『クラフト焼酎』と呼んで、発信していきたい。“ソーダで割っておいしい焼酎”をめざし、オーク樽で熟成をかけたコクのある芋焼酎に仕上げました」と加世堂氏は話す。そのほか、本格焼酎は50種類をセレクト。鹿児島の蔵元に焦点を絞り、焼酎ソムリエが厳選した品々だ。

今後は鹿児島の生産者とお客をつなげる場になるべく、季節毎に地元の生産者や酒蔵を巻き込んでのイベント開催も予定しているという。「鹿児島にはまだまだ知られていない魅力的な素材がたくさんある。この東京の中心とも言える丸の内から広めていきたい」と加世堂氏。「私が居酒屋で働き始めた12、13年前は、焼酎ブームの真っただ中。今、当時と比べて焼酎は低迷している。クラフト焼酎『13』をはじめ、鹿児島の本格焼酎の魅力をアピールし、もう一度、焼酎を再び盛り上げる一助になりたい」とも話す。

店舗データ

店名 どん薩摩
住所 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング6F

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アクセス JR、東京メトロ丸ノ内線・東京駅直結、二重橋前駅より徒歩2分
電話 03-6256-0404
営業時間 11:00〜15:00、17:00〜23:00
定休日 無休 ※ビルの休館日に準ずる
坪数客数 30坪53席
客単価 昼1000円、夜4500円
運営会社 株式会社ネバーランド
オープン日 2018年10月25日
関連リンク どん薩摩(HP)
関連リンク ネバーランド(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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