飲食店・レストランの“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」

ヘッドライン

低温調理豚で新ブームを牽引する中野「幸運豚人Tsui-teru!porkman」。熟成肉酒場「Tsui-teru!」で熟成肉ブームを先駆けたガオス鈴木氏の新店

解放感あるファサードからこぼれるような灯りがふれあいロードを明るく照らし行き交う人の目を引く
暖かみのあるグレーを基調に白木のカウンターや家具を配した空間はカジュアルでいて落ち着き感を見せる
スピリタスに漬けた自家製レモン酒を強炭酸で割ったレモンサワー
左:名物の低温調理の炭火炙りステーキ、肩ロースステーキ。右:可愛さも美味しさも満足のピンチョス
目の前で香ばしい炎が上がり美味しさのシズル感を楽しめるのもカウンター席ならでは
左より店長の反田寛嗣氏。オーナー鈴木潤一氏。料理長の浅貝誠氏

中野北口、飲食店が軒を連ねるふれあいロードに10月22日「幸運豚人Tsui-teru!porkman(こううんぶたびとツイテルポークマン)」がオープンした。運営はドライエイジング、熟成肉ブームをいち早く手がけブームを牽引した(Gaoss(ガオス)(東京都中野区 代表取締役鈴木潤一氏)。ハイクオリティカジュアル大衆ネオ豚バルを謳う日常使いの同店は香ばしく炭火で炙る独自の方法で低温調理した豚肉料理が名物。果実やスパイスを漬け込んで造る自家製サワーとワインで楽しむのがコンセプト。ブランドや銘柄でなくても美味しい豚肉料理が出来る低温調理をテーマに鈴木氏がまた新しい食文化へ挑戦する。

熟成庫を店内に設置し、本格的な熟成肉専門のビストロ酒場「Tsui-teru!ツイテル」を2011年、中野に出店させた鈴木氏。当時まだ認識が低かったドライエイジングした熟成肉を一躍有名にした先駆けの店でもある。ドライエイジングは主にオージービーフといったような赤身の牛肉を美味しくする手法だ。経験も資料も少ないなかで独自で開発する鈴木氏の探究心は当時から秀逸であり、そのスタンスは新店でも大きく発揮されている。60℃前後の温度で時間をかけてゆっくりと熱を入れるために、肉は硬くならず旨味を損なわないという低温調理は今、注目の新しい調理方法。鈴木氏は熟成肉と同様に個体の銘柄やブランド力に頼らず一般的なレベルの豚肉を美味しくリーズナブルに提供することにこだわり挑戦したのだ。しかも高額な既成の調理機具に頼らずに研究を重ねた独創的な調理方法は、手間を省き手早い作業を目指したもの。ジューシーな豚肉にさらに旨味をプラスしているのが豚肉を漬ける企業秘密の調味液と、どこまでも自力で独創的であることに真剣である。

100席を超える「Tsui-teru!」は大皿料理をみんなで囲むグループ利用が多い。一方、同店は女子一人でも気軽に立ち寄り、食事を楽しめる店創りとなっている。よってテーブル席も置くが、オープンキッチンを囲むカウンター席がメインとなる。そのカウンター席の前で香ばしく炙られているのがポークマン名物の一つでもある「バタフライカット スペアリブ炭火焼き」(1ピース420円)。味もしっかりと付いたバタフライカットしたスペアリブは骨の際まで柔らかい。そして看板名物「低温調理 炭火炙りステーキ」は「豚ロースステーキ」、「豚肩ロースたたき」の2つの部位を揃える。価格はレギュラー790円、ラージでも1500円とリーズナブルだ。さらにカウンターのショーケースには彩りも綺麗に美味しそうに並ぶもう一つの名物ピンチョス。2、3種類の素材を合わせ串に刺した「本日おすすめのピンチョス」は150円から。前菜にはインスタ映えするような「フォアグラとレバーのキャラメルプリン」(480円)、「パフェのようなクリーミーポテトサラダ」(390円)なども目を引く。ほかに「豚耳と生ソーセージの香草パン粉焼き」(590円)、「豚タン黒カレー煮込みサワークリームのせ」(490円)、「ブータンノワール」(690円)と言った豚肉専門らしいオリジナル料理も揃える。ドリンクは高濃度のウオッカ、ブランディーなどに果実、生姜、スパイスなどを漬け込んだ自家製酒をベースに強炭酸で割った「自家製サワー」(490円)が名物。ほかに「樽生スパークリングワイン」(グラス490円/デキャンタ1490円)をはじめとした「ワイン」(ボトル1800円〜)などを用意している。

2005年に焼鳥FCの「ぢどり屋」を1号店に飲食業界でのビジネスをスタートさせた同社。その後、熟成肉とワインのがっつり肉系酒場「Tsui-teru!」に続く熟成肉と日本酒の「Tsui-teru和」。そして懐古洋食「ハヤシ屋中野荘」に新店の同店を加えて現在5店鋪を展開する。起業から12年、スタッフの独立希望に伴うノレン分けやFC構想も視野に入るという。12坪の物件で効率的な設備を含めた環境創りに付加価値の高いMD開発した「幸運豚人」はそんな鈴木氏が先を見据えた業態でもある。さらにいろいろなお酒とスパイス、ハーブなどを漬け込んだ自家製ドリンクを「Tsui-teru!」とともに開発していきたいと考えている。常に既成概念に留まらない深い探究心で自らの形に仕上げる卓越したセンスの鈴木氏。新しい業態の開発にも期待したい。

(取材=にしやま とみ子)

店舗データ

店名 幸運豚人Tsui-teru!porkman
住所 東京都中野区中野5-50-5
アクセス 中野駅から徒歩5分
電話 03-6875-0536
営業時間 【火~日】ランチ11:30〜15:00 、ディナー17:00〜24:00
定休日 月曜(12月より不定休)
坪数客数 12坪・27席(カウンター15席、テーブル12席)
客単価 3000円
運営会社 Gaoss株式会社
オープン日 2017年10月22日
関連リンク Gaoss(HP)

 >> 大きな地図を見る

ヘッドライン一覧トップへ

食べログ掲載店募集中

飲食施設の分煙環境整備補助金の取り組み
Copyright © 2014 FOOD STADIUM INC. All Rights Reserved.