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香川名物「讃岐うどん」と「骨付鳥」の2大看板を掲げる「釜焼本舗おやひなや」が4月11日、浜松町に都内直営2号店をオープン! 四国発のご当地業態が挑む、地方食の発信とは!?

浜松町駅北口から徒歩数分の場所に店を構える。仕事帰りに立ち寄りたくなる好立地だ
仕上げにかける油が、ジュージューと音をたてながら皮をパリっとさせてくれる。豪快にかぶりつくのが、たまらない
もともと大真はうどん屋として営んでいたため、うどんに関しては絶対の自信とノウハウを持っている。締めには必ず味わいたい
大真の専務取締役、久松竜介氏。四国の美味しさを全国に発信しようと、年内の都内出店計画にも意欲を見せている

(取材=小野 茜)


四国・香川名物と聞いて真っ先に思い浮かぶのが“讃岐うどん”だろうが、それだけではない。うどんと並ぶ香川グルメに“骨付鳥”があるのをご存知だろうか。これは、香川県丸亀市発祥の鳥料理で、文字通り骨付きの鳥もも肉を釜(オーブン)で丸ごと1本豪快に焼き上げたものだ。ご当地グルメが注目を浴びる昨今、香川でもこの骨付鳥を盛り上げようと専門店が急増し、今や県内には80軒以上もの店があるという。この“讃岐うどん”と“骨付鳥”という四国の2大看板を掲げ、4月11日にオープンしたのが浜松町の「釜焼鳥本舗おやひなや」だ。大真(愛媛県四国中央市、代表取締役:真鍋大作氏)が運営する同店は、本店を四国に構え、ライセンス契約を結んだ加盟店も含めて、現在は日本各地に19店舗を展開している。都内の直営店は2007年オープンの西新宿店以来で、この浜松町が2号店となる。「四国名物の認知度を上げ、多くの人に味わってもらいたい」との想いから、日本の玄関口からも程近い立地を選んだと、出店の経緯を話してくれたのは同社専務取締役の久松竜介氏だ。 「うちは鳥を味わってもらう店です」と言い切るくらい、鳥が主役の同店で味わいたいのが「釜焼鳥」。一般的に若鶏と呼ばれ、肉質が柔らかくジューシーな「ひな」と、噛めば噛むほどに旨味を感じる、通に人気な「おや」の2種類(各819円)がある。「ひな」は生後60~90日、「おや」は3~6ヶ月という生育期間の差はあるが、どちらも調理法は変わらない。まず、独自に開発したスパイスで調味し、一晩寝かせ、鳥にしっかりと味を馴染ませる。翌日、オーダーが入ると、鶏油(ちーゆ)を引いた鉄板に鳥をのせ、高温の釜へ入れて焼き上げる。仕上げに、鉄板に残った油を鳥の表面へかけてできあがりだ。こうすることで皮がパリっと香ばしくなり、より美味しくなるのだという。ちなみにスパイスは、それぞれ複数の塩・胡椒・ニンニクがブレンドされた同店オリジナルで、最良の配合にするまでに、かなりの開発時間を要したこだわりの調味料だそうだ。こうして15分ほどかけて焼かれた鳥は、焼きたてをそのまま“かぶりつく”のが最も美味しい食べ方。ゆえに1人1本が基本だが、同店では鳥の出数が来店客数を上回っているというから驚いた。 ほかにも、「“土佐”の酒盗」(399円)や「“讃岐”の醤油豆」(399円)、「“伊予”のじゃこ天」(504円)、「讃岐風おでん盛り合わせ」(714円)など、四国らしい一品メニューも揃えている。また、締めに食べたい讃岐うどんは、温かい「釜揚げうどん」(472円)、「温玉ぶっかけうどん」(525円)、「鳥天うどん」(682円)、「じゃこ天うどん」(630円)など10種以上。一方、冷たいのは「生醤油」(472円)、「ピリ辛肉みそぶっかけ」(787円)、「とろろぶっかけ」(682円)、「海老天ぶっかけ」(787円)など12種と、豊富に用意されている。 オフィスビルが立ち並び、浜松町駅の北口から徒歩1~2分という立地は、サラリーマンをターゲットにしている同店にとって、まさに理想的だ。夏までに青森と福岡で加盟店を1店ずつオープンすることが既に決定している。さらに年内には、都内に直営店を数店出店しようとの計画も進めているそうだ。四国の2大名物を掲げ、地方の美味しさを発信する新たなご当地業態。勢いを増して展開を続ける同社の今後に、一層の期待を寄せたい。

店舗データ

店名 釜焼鳥本舗おやひなや
住所 東京都港区海岸1-4-12

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アクセス JR浜松町駅より徒歩4分
電話 03-6721-5133
営業時間 平日11:30〜14:30
月曜〜金曜17:00〜24:00、土・日・祝15:00〜23:00
定休日 無休
坪数客数 20坪・48席
客単価 3500円
運営会社 有限会社大真
関連リンク 大真
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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