讃岐うどんと並んで香川県の名物料理である「かぶりつきスタイルのモモ肉焼鳥」“骨付鳥”を「釜焼鳥」という名称で展開する大真(愛媛県四国中央 市川之江町、代表取締役・眞鍋大作氏、TEL 0896-56-2530)は12月7日、東京進出第1号店となる「“讃岐”骨付鳥とうどん専門店 釜焼鳥本舗」西新宿店をオープンした。釜焼鳥は秘伝のスパイシーなタレに漬け込んだ骨付鳥を、専用の特製釜で焼き上げた焼鳥。親鳥独特の食感があり、かめ ばかむほど味の出る「おや」と柔らかでジューシーな味の「ひな」の二種類がある。香川では丸亀市の「一鶴」が有名で、すでに横浜、青葉台に2店舗を出店しているが、「釜焼鳥」が「一鶴」と異なるのは、特製の「釜」と名付けたオーブンを 使い、高温で一気に焼き上げること。調理法の特徴は、主に塩、こしょう、ガーリックからなる秘伝の特製スパイスを骨付きモモ肉に漬け込み、一晩じっくり寝 かせて味をしみこませた後、注文を受けてから一気に高温で焼き上げる。特製スパイスは、「こしょう」だけでも国内メーカーの大小問わず訪ね歩きやっと見つ けた4種類の品種をブレンドし、すべて合わせると約10種類以上のスパイスがブレンドされている。焼き上げる際に、鳥からとった独自の「特製の油」を使用 していることも特徴。仕上げにこの「鳥の肉汁と旨味があふれ出た油」を注ぐことにより、特製スパイスと重なり合って、独特の香ばしい味と食感を生み出して いる。さらに最後にも秘伝のタレをかけてさらに香ばしさを出す。仕上がり時、「旨味油」が皿の下に溜まっているが、同店ではその深みある味わいの油に、 キャベツをつけて食べたり、ご飯をつけて食べるのが、常連の食べ方だという。「おや」「ひな」ともに1本一皿780円。サイドメニューも豊富で「串天」各種(えび180円~)、「おでん」各種(たまご130円~)のほか、「ズリ(砂肝)の鉄板焼き」(580円)「手羽 酢」(430円)「伊予のじゃこ天」(450円)「讃岐の醤油豆」(350円)などの一品、郷土料理もある。〆は「鳥飯(漬物・吸物付)」(480円) 「鳥茶漬け」(480円)など。季節限定コース料理も用意している。昼はうどん専門店となる。内装は昭和レトロ空間を再現し、昔懐かしい雰囲気を演出して いる。大真の眞鍋大作社長は、1998年に西新宿で創作うどん「一滴八銭屋」を創業した大藪由一郎氏の末弟。眞鍋さんも「一滴八銭屋」立ち上げを手伝ったが、そ の際に「ラーメンには餃子があるように、うどんにもインパクトのある定番サイドメニューが欲しい」と思いついた。そこで、香川県中讃地方の名物料理だった 骨付鳥に目をつけ、故郷に帰り研究を重ね、2003年に川之江町の実家のうどん屋の駐車場を改造し「釜焼鳥本舗」を開業した。2005年には松山市に出 店、池袋・西武百貨店にFC店舗を出店したが、今回満を持して、直営による東京出店を果たした。
店舗データ
店名 | 「“讃岐”骨付鳥とうどん専門店 釜焼鳥本舗」西新宿店 |
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住所 | 東京都新宿区西新宿1-19-13 青鈴ビル5F |
電話 | 03-3342-2401 |
営業時間 | 17:30~23:00 |
定休日 | 第3日曜日 |
坪数客数 | 56席 |
運営会社 | 有限会社大真 |
関連リンク | 大真 |