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神楽坂に「イタリアワインとお料理 babbo.(バッボ)」が開業。高円寺「タッチョモ」や目白「ガタリ」を経た店主が、レストラン顔負けの料理とワインを一体感ある立ち飲みで提供


料理が美味しいのは当たり前。 “楽しさ”を共有できる立ち飲みで差別化

そんな折、縁あって目白のイタリアン「ティジェッレリア ガタリ」でシェフの誘いを受け、菅氏はオーナーから店の運営全般を任された。同店はわずか5坪の小さな立ち飲み。キッチンにはガスもなくカセットコンロで調理するような店だったが、菅氏は「これこそ理想的なハコだ!」と挑戦したという。「『タッチョモ』で働いたことから、独立するならお客様と距離の近いオープンキッチンの店をやりたいとは考えていましたが、この狭い立ち飲みである『ガタリ』での経験が、立ち飲みをやる決定打になりました」と菅氏。「立ち飲みの魅力は、知らない人同士が同じ空間に集まって一体感が生まれること。今の時代、飲食店の料理やお酒が美味しいのは当たり前。独立するなら、そこにどう付加価値を付けるかを考えなくてはならない。立ち飲みにすることで、美味しいだけでなくお客様同士で楽しい空間を共有できると考えました」とも話す。

3年弱、「ガタリ」のシェフを務めあげ、いよいよ独立へと舵を切り物件探しをスタート。当初は「ガタリ」から近い目白や雑司ヶ谷エリアで物件を探すものの、新規のテナントが出ることが少なく難航したという。そんな折、「ガタリ」のお客である建築家の知人から物件の誘いを受ける。早稲田通り沿いのビル1階の物件で、奥を自らの建築事務所のオフィススペースとして使用したいが、広さがあるため入口付近のスペースを飲食店として誰かに貸し出そうと考えていたそう。「奥に伸びる形状を見て、『タッチョモ』のカウンターを思い出しました。同じような活気ある雰囲気が作れそうだったし、周辺に住宅が多いのも希望通り。通りに面して開けていて、なんだか気がいいな、と思ったことも決め手になりました」と菅氏。

うなぎの寝床のような空間に長いカウンターを配置。奥は4席だけスツールを置き、こちらは予約が可能。ふらりと立ち飲みから着席でしっかりとした食事まで、使い方の間口を広げている

店舗データ

店名 イタリアワインとお料理 babbo.(バッボ)
住所 東京都新宿区東榎町4-2 神楽坂グリーンランドビル 1F

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アクセス 神楽坂駅から徒歩5分
営業時間 17:00〜24:00(LO 23:00)
定休日 不定休
坪数客数 9.3坪、立ち飲み8人ほど+スツール4席
客単価 5000~6000円
オープン日 2023年7月12日
関連リンク イタリアワインとお料理 babbo.(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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