下北沢に「まちなか」オープン！「まぼねん」「おむかい」に次ぐ3店舗目のコンセプトは“餃子と中華”。一人客からファミリーまで、オトナ世代に愛される進化系“町中華”を目指す

将来的には経営に専念。働く人にとっても楽しい店づくりをしていきたい

実は、3店舗目は下北沢の街を飛び出し、恵比寿に出店する予定だったのだとか。
「恵比寿、代官山エリアでのライブの後、打ち上げで使えるキャパの店というと限られているんです。この辺りに居酒屋を作ったら絶対に儲かると確信があったので、物件を探して契約寸前というところでコロナの噂が聞こえはじめて…やむなく中断しました」。
この夢はまだ諦めてはいないと言うが、いずれは現場を退いて経営に専念したいと中川氏。

「4店舗目についてはまだ具体的に考えているわけではありませんが、もし出すとしたら、これまでの3つの店の“良いところどり”をした居酒屋を作って、フランチャイズ化できたら」。
その言葉の裏側には、深刻化する飲食業の人手不足を解消するために、企業として制度や仕組みを整えたいという思いがあるという。近年、中川氏のように、慢性的な人手不足から脱却し、継続して愛される店を運営するために、さまざまな対策を講じたり、仕組みそのものを考え直す企業が増えている。令和5年は、飲食業の在り方が大きく変化するかもしれない。

左から総料理長の野村俊彦氏、代表の中川圭司氏、スタッフの宮田秀道氏

（取材＝河西みのり）

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