北海道の農家出身店主が、野菜の魅力を発信すべく奮闘！麻布十番「スープカレーKENASHIBA」に続き三田に「肉酒場 ケナシバ」をオープン。氷とともに鍋にかける“蒸しジンギスカン”を始め多彩な肉料理が自慢

店舗数拡大は手段のひとつ。今後はECでの野菜の販売なども視野に展開を広げる

開業して間もない状態だが、現状はランチが比較的好調で、ディナーへの宣伝効果も生んでいるという。「立地自体は良いとは言えないので、今は広告を打ったり、近隣にたくさんある企業にチラシと名刺を持って飛び込み営業をかけたりして、認知を取りにいっています」と、中村氏。また、「スープカレーKENASHIBA」では既存顧客に対して公式LINEで情報提供をすることで再来店の促しをしていたが、今後「肉酒場 ケナシバ」の方でも活用していく考えでいる。

さらに、先の展望については、店舗数の拡大を継続していくという。「現状、肉酒場では実家の野菜をフル活用できていないので、ここが軌道に乗ったら野菜を活かせる業態を新たに開きたいと思っています。そこで体力をつけてECでの販売も始めていきたいですね」。「地元北海道の野菜の魅力を発信する」という初志を忘れず、全ての経験を糧にしながら走り続ける中村氏。今後の展開に注目だ。

北海道の焼酎「十勝無敗」を持ち微笑むオーナーの中村亨氏。今後は店舗展開以外の方法も盛り込み、北海道野菜の発信を続けていく考えだ

（取材＝高橋 健太）

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