森下に「BistroPub UTAKATA」が開業。“酒が充実するビストロ”ないし“本格的な料理のあるパブ”を目指し、ビストロとパブのいいとこどり「ビストロパブ」で多彩なニーズを吸収

地域密着立ち飲みの店長を務めたことが転機に。清澄白河周辺で物件探し

その後、都内のいくつかのオーセンティックバーを経て、清澄白河の立ち飲み「KARASU NO SU（カラスノス）」のオーナーに誘われ、立ち上げから店長を務める。「『地域密着の立ち飲みをオープンするので一緒にやろう』と誘われたのですが、僕自身、立ち飲みになじみがなかった。加えて、それまで六本木や新宿、神楽坂といった“わざわざ訪れる街”で働いていたので、地域密着の店も勝手がわからず、一度は断ったんです。ですが、仕入れからメニュー作り、オペレーションなど店の運営を全面的に任せたいと言われ、独立に向けていいチャレンジになるのでは、と挑戦させてもらいました」。

慣れないスタイルに不安があったものの、結果、「とても自分に合っていました」と安見氏は笑顔を見せる。多くの地元客に恵まれ、やがて自身もこのエリアで開業したいと思うように。1年ほどかけて清澄白河や門前仲町、森下で物件を探し、見つけたのが見つけたのが約15坪の同物件だ。「『KARASU NO SU』は約５坪しかなく、満員になりお客様をお断りすることも多く心苦しかった。自分のやりたいことからしても、ある程度の広さがいいと10～15坪の物件を探しました」。

コンセプトに倣い、ビストロとバーの要素を掛け合わせてデザインした店内。カジュアルすぎず、オーセンティック過ぎない雰囲気を目指した

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