神泉に「刺身と天麩羅や 肴とり はなれ」が開業。渋谷「居酒屋 肴とり」に続く新店舗、得意の海鮮に加えて串天ぷらも名物に加えて界隈での存在感を強化

コロナ禍の休業期間、2年にわたりスタッフに給料を下げることなく支払い続ける。スタッフ発案で業態変更

毎年、堅実に業績を伸ばしていた同社だが、コロナ禍により2店舗とも長期休業に追い込まれた。名取氏はその間、社員はもちろんアルバイトを含め、休業中にも給料を下げることなく支払い続けたという。

「はなれ」の開業は、それに対するスタッフ達から名取氏への恩返しだ。スタッフの関 春菜氏はこう話す。「コロナ禍も雇用や給料を保証し続けてくれた名取に何かしたいとスタッフ皆で考えていました。『肴とり』は営業を再開しましたが、『SIX KITCHEN』はいわゆる“密”な席配置だったこともあり、ずっと再開できずにいた。だったら、その物件を使って別業態をやろうと、スタッフで『はなれ』開業の事業計画書を作って名取に提案しました」。その提案を受け入れた名取氏。議論を重ねながら店の構想を練り、「SIX KITCHEN」を業態変更して今回の「はなれ」のオープンに漕ぎつけた。

和と洋の融合をテーマにした店内。以前あった一枚板のカウンターは撤去し、２名や4名掛けのテーブルに変更。印象に残る店にしたいとトイレの造作にもお金をかけ、「神泉で一番すごいトイレ」（名取氏）とのこと

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