株式会社イオ(港区南麻布、代表取締役・伊澤浩二氏)は7月3日、日本料理「伊ざわ」を広尾・仙台坂上に7月3日オープンした。同社の社名である「イオ」はハワイ語で「真実」という意味。オーナーの伊澤氏の好きな言葉で、一人息子の名前でもあるという。コンセプトは「素材にこだわり、本当に美味しいものだけを、ゆったり提供する店」と至ってシンプル。伊澤氏は「春秋」などで研鑽を積んだ後、東向島で友人と共に独立し、7年間経営、和職人歴13年。母親が料亭の仲居さんをやっていたことから、幼い頃から和食に慣れ親しんでいた。「いい素材を使えば、美味しいのは当たり前。料理だけではなく、お客さん目線で、人で勝負したい」と熱く語る。5階建て新築マンション1階の22坪の店内は、白と木目を基調にカウンター10席と個室2室の計20席をゆったりと設計、雪見窓からは小さな坪庭も愛でられる。素材にこだわり、野菜は一緒に畑にも入る栃木県益子の契約農家から、米は完全無農薬のコシヒカリの田んぼを年契約で買い取り、都度精米機で自家精米し、土鍋で炊き上げる。季節による微妙な味の違いや水加減を体感してほしいと、まかないにも毎日、客と同じ米を使用する。魚は、沖縄に視察に赴き、漁師と契約した生の本鮪を使用。希少な、かま下の肉を、刺身だけでなく、オリジナルの「本鮪かま下と九条葱のしゃぶしゃぶ」などで提供する。器はすべて作家ものを使用、また小規模の和食店では珍しいが、最後まで温かく美味しく召し上がって欲しいと、食器ウォーマーも完備するなど、細部にこだわりをみせる。カウンターテーブルは神社にも使われる材木、アサメラの一枚板を使用。職人がお客の反応や好みを確かめながら、ふれあいを大切にしたいとカウンター越しに直接接客するスタイルで、ホールスタッフは基本的には置かない方針。メニューは、コースが10,500円、15,750円、21,000円の3コースで、15,000円のおまかせコースでは「鮑の塩辛」「汲み湯葉と生海栗の煮凝り」「鬼魚の造り肝醤油」「鮎魚女の蓼味噌焼」「神戸牛の炭焼き鼈甲餡」など、一つ一つ手の込んだ16品が楽しめ、デザートはマクロビのものを提供する。ドリンクは、日本酒「鍋島 無濾過生原酒」(1,050円)、「黒龍しずく」(2,100円)、焼酎「魔王」(1,575円)、泡盛「黒真珠」(840円)、梅酒「自家製7年」(1,050円)、「生オレンジジュース」(520円)など。2ヶ月先にはランチも実施する予定で、ランチの客単価は5,000円、夜は15,000円の単価を想定。閑静な広尾の住宅地のなかで、時間を忘れて、ゆったり過ごして欲しいという。
店舗データ
店名 | 伊ざわ |
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住所 | 東京都港区南麻布3−1-6 Alice 南麻布1F |
アクセス | 広尾・麻布十番駅 各10分 |
電話 | 03-3445-4045 |
営業時間 | 12:00~15:00(L.O.14:00) 18:00~24:00(L.O.23:00) |
定休日 | 日・祝 |
坪数客数 | 20席(4名・6名用個室あり) |
運営会社 | 株式会社イオ |
関連リンク | 伊ざわ(ぐるなび) |