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年70名の正社員採用&88%の定着率を実現する秘訣とは?コロナ禍の種蒔きが奏功し人手不足知らず!クオレガと二人三脚で挑むワンダーテーブルの人材採用戦略

「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京」「バルバッコア」「オービカ モッツァレラバー」などレストランを中心に展開するワンダーテーブル(東京都新宿区、代表取締役社長:河野博明氏)。同社ではコロナ禍真っただ中から将来を見据え採用を強化してきた。現在、年間約70名の正社員採用を行い、かつ88%の高い定着率を実現している。それらを一手に引き受けているのが、同社人材開発部の西島里沙氏。ほぼ一人でキャリア採用業務をこなすが、そんな同氏が「なくてはならないパートナー」と話すのが、飲食業界に特化した採用DXプラットフォームを提供するクオレガ(東京都港区、代表取締役:佐藤康成氏)だ。人手不足の中、多くの採用数と高い定着率を実現する秘訣について、西島氏に話を聞いた。


話を聞いた人:ワンダーテーブル人材開発部採用人事グループ 西島里沙氏

ワンダーテーブル歴は24年。新卒で入社し、現場を経験したのち人事へ。年間100名近い採用業務をこなす敏腕人事。

ワンダーテーブル(HP)

クオレガ
飲食業界特化型の採用DXプラットフォーム「FoodsLabo(フーズラボ)」をはじめ、ホテル・宿泊業界特化型の「HotelsLabo(ホテルズラボ)」、飲食・宿泊経験のある外国人材採用支援事業「Cuoport Japan(クオポートジャパン)」、エージェントサービスなど多岐にわたるサービスで飲食店・ホテル/旅館の人材不足を解決する。
クオレガ(HP)
フーズラボ(メインサイト)
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コロナ禍真っただ中から先を見据えて採用強化

―ワンダーテーブルの採用状況について教えてください。

西島氏:現在、全社をあげて絶賛採用強化中です。2020年からのコロナ禍では当社も少なからずダメージを受けました。しかし、数年すれば状況は回復し、インバウンド含め飲食業界が活況の時がやってくるはず、と将来を見越してコロナ禍の影響もまだまだ残る2021年から社員の採用を強化していく方針を固めました。

―どの飲食企業も厳しい状況で、雇用を減らす企業もある中であえて採用に注力したのですね。

西島氏:アルバイトと違って社員はすぐには採用できませんし、育成にも時間がかかる。今まで以上に採用を強化しないと追いつかないだろうという考えでした。そのためには今までの採用のやり方では数が足りないと、飲食業界の採用に特化したクオレガに相談しました。同業の仲間から「クオレガは紹介数が多い」という口コミを聞いていました。

採用DXプラットフォームを活用。採用成功にクオレガが大きく寄与

―クオレガとはどのような採用施策を行いましたか?

西島氏:クオレガの採用DXプラットフォーム「フーズラボ」の掲載に加え、エージェントサービスもお願いしました。これまでエージェントサービスは「費用が高い」印象があり行っていませんでしたが、クオレガとのお付き合いを機に始めてみました。確かに、安くはないですが採用活動における様々な工程を省くことができて、その分の人件費やマッチングの精度を考えると費用対効果は悪くないと思います。

―採用実績はいかがですか?

西島氏:中途の正社員採用に関して、それまでは年間十数名の採用数だったのが2022年度以降は年間約70名規模の採用を継続できています。その中でも、クオレガからの紹介は毎年安定しており、採用活動の中で欠かせないチャネルとなっています。クオレガはもはや当社の採用になくてはならないパートナーです。

定着率は88%。「特化型」業態が多い会社の特性を説明してミスマッチをなくす

―人手不足の中、多くの採用に成功していますね。ただ、気になるのがその後の定着率ですが、いかがでしょうか…?

西島氏:2024年度に採用した人の1年後の定着率は88%でした。会社としては90%が目標だったので未達ですが……。

―だとしても高い数値だと思います。その秘訣はなんでしょうか。

西島氏:1番は、やはり社内風土に合う人がどうかの見極めを重視したことです。当社は「特化型」の業態が多い。例えば「オービカ モッツァレラバー」ならモッツアレラチーズがウリのイタリアンですし、「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」はステーキハウス、「バルバッコア」はブラジルのシュラスコレストラン。お客様は「これ」を食べたいと足を運ぶ店なので、日々の営業でスタッフは同じアイテムを扱い続けることになります。ですので、例えば「いろいろな種類の料理を経験したい」や「自分のアイディアで料理をつくりたい」という方には合わないかもしれません。そういったことも事前に説明し、その上で応募してもらうことで格段に退職率が下がります。クオレガはこういった当社の特性をしっかりと理解し、求職者にそれを事前に説明したうえで紹介してくださるので助かります。

シュラスコ専門店「バルバッコア」(写真左)やモッツアレラチーズの「オービカ モッツァレラバー」(写真右)などユニークな海外ライセンスブランドを展開する

―精度の高い人材を紹介してくれるのですね。

西島氏:クオレガからの応募者は、肌感として10人中9人程度が書類選考から面接に進みます。それくらいミスマッチが少ないです。しかも紹介数がとても多いです。これは私もずっと疑問に思っていたのですが、人材難と言われる中でどうしてこれだけ多くの応募者を集められるのでしょうか?

クオレガ担当者:ありがとうございます。会社の魅力が伝わるよう、写真も使いながらビジュアルで見せることを意識したデザインに力を入れていて、それが求職者の目に留まるのかと思います。社内にデザイナーやエンジニアがいますので、そうした体制も強みです。

本国を超えるブランドに――ワンダーテーブルは「業態愛」の強い人が多い

―どんな人がワンダーテーブルに向いてますか?

西島氏:特化型の業態が多いので、業態を磨き上げることが好きな人には向いていると思います。「よなよなビアワークス」や「モーモーパラダイス」といったオリジナルブランドがある一方で、「オービカ モッツアレラバー」や「バルバッコア」などはもともと海外のブランドで、当社がライセンスを取得し日本で展開しています。それらではスタッフ一丸となって「本国を超えるブランドにしていこう!」と努力を続けています。もちろん、オリジナルブランドも負けていません。ですので、業態愛が強い人が多いですね。ライセンスブランドの支配人や料理長クラスは本国研修もあります。

「ヤッホーブルーイング」公認レストラン「よなよなビアワークス」(写真左)や、しゃぶしゃぶ・すき焼き専門店「モーモーパラダイス」(写真右)などのオリジナル業態も展開する

「部活動」では会長と新卒がニックネームで呼び合う!?

―「部活動」もあると聞きました。

西島氏:社内で自然発生したもので、バスケ部やバレー部など、やりたい人が集まって活動しています。当社会長の秋元巳智雄が始めた「カレー部」もあります。部内ではフラットにコミュニケーションしていて、カレー部に行くと新卒の子が秋元を「ミッチー」と呼んでたりしますよ(笑)。

―社内の雰囲気の良さが伺えますね。定着率の高さはそこにも要因がありそうですね。

西島氏:採用した人材が定着するには「店」ではなく「会社」に就職したと意識してもらうことが大事だと考えています。実際に働くのは配属先の店ですが、店にこもるのではなく、会社への帰属意識を強めるため、部活動もそうですし、会社全体の研修やイベントも多く参加してもらい、人間関係を広げて会社の理念を深く理解してもらうことが必要だと思います。

コロナ禍から盤石な人材体制を整え、2025年は攻めに転じる!

―今後の採用活動や、御社の展開について教えてください。

西島氏:引き続き採用には力を入れ、2025年度は100名の採用を目標としています。当社が最後に出店したのが2021年の「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京」なので、ようやく今年くらいから新規の出店も進めていきます。ただ、当社のブランドは大箱が必要なので、合う物件を探すのが大変です。出店できる物件が見つかるときに備え、しっかりと成長した社員を揃え、オープン時からロケットスタートできるよう準備しているところです。

2025年8月、秋葉原駅直結の「アキバトリム」内に久々の新規出店となる「モーモーパラダイス」のオープンが決定。しゃぶしゃぶ・すき焼きでインバウンドを取り込みたい考えだ

―いま社員数はどれくらいですか?

西島氏:現在は380名。店舗数は37店舗です。コロナ禍以前に50店舗だったときの社員は200名なので、大幅に社員比率が上がっています。プロフェッショナルな人材を育て、強いチームを目指しています。

―人手不足は感じていますか?

西島氏:いえ、クオレガのおかげで感じてないですね。大げさでなく、うちの会社はクオレガなしでは営業できていません(笑)。採用まわりの業務はほぼ私一人で担っていますが、無理に社内に人事スタッフを置くよりも、クオレガというプロに上手に任せることも大事だと思います。クオレガは会社こそ違えど同じ人事部の仲間だと思っています。それくらいお世話になっています!

―それだけの多くの人数の採用や定着を西島さん一人でどうやってこなしているのかと思いましたが、クオレガのサポートがあってこそなんですね。本日は素晴らしいお話をありがとうございました!

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