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坪月商140万円「立呑み 鉄砲玉」の新店!自由が丘に「立呑み中華 起率礼(きりつれい)」がオープン。若手シェフによる本格派の中国料理を約4坪の立ち飲みで気軽に楽しませる

12月19日、自由が丘に「立呑み中華 起率礼」がオープンした。運営はシゲキがほしい(東京都世田谷区)。既存店の学芸大学「立呑み 鉄砲玉」を手掛けた店主・正木勇貴氏による新店舗だ。わずか3坪弱の立ち飲み「鉄砲玉」は2022年8月にオープンしてから売上は右肩上がり、現在の坪月商は140万円になる繁盛店だ。今回は、名だたる中華の名店で経験を積んできた若手シェフ、井上史子氏による本格派の中国料理を約4坪の空間で気軽に楽しませる立ち飲みだ。


大阪の中華立ち飲みに憧れていたところ、スタッフ、物件との出会いで開業へ

自由が丘駅から徒歩4分ほど。居酒屋やバー、スナックなどが軒を連ねる一角にオープンしたのが、「立呑み中華 起率礼」だ。元スナックだという空間は4.4坪。「立ち飲みのレベルを超えた料理が楽しめる」と、早速話題になっている。

運営のシゲキがほしいは、学芸大学「ラーメンBARスナック、居酒屋。」と「立呑み 鉄砲玉」の2つの飲食店を運営。「ラーメンBARスナック、居酒屋。」は元グラビアアイドルである代表の早川貴子氏が名物店主として店に立ち、“おっぱいラーメン”の愛称で知られるディープな居酒屋だ。そして、その夫である正木勇貴氏が店主を務めるのが、2022年8月にオープンした「鉄砲玉」。同店の売上はオープンから右肩上がりで、昨年12月の月商は400万円にも上る。わずか3坪の空間に、週末は100人が来店する盛況ぶりとなっている。「学芸大学には一人でもふらっと入れる立ち飲みが少なかった。一人でも“あの店に行けば誰かいる”という街のコミュニティの立ち位置を確立したことが、好調の理由ではないかと思います」と正木氏は話す。

今回の「立呑み中華 起率礼」は正木氏による立ち飲み第二弾。きっかけとなったのは、同店でシェフを務める井上史子氏の存在だ。「鉄砲玉」の常連から「うちの妹が料理人で、今後のキャリアに悩んでいる」と紹介されたのが井上氏だったという。同氏は大阪の「ザ・リッツ・カールトン大阪」や広尾「中華香彩JASMINE」などで8年にわたり料理人としてのキャリアを重ねてきた。いつか独立したいと夢を描きつつも、次のステップをどう踏み出したらいいか迷っていた時期だという。

正木氏は「例えば大阪・北浜の『ヨコボリ』や天満の『さんま黒焦げ食堂』のような、大阪にはレストラン系の本格中華やスパイス系の中華を立ち飲みでスタイリッシュに出す店がいくつかあり、いいなと思っていました。東京にはまだ少ないので、いつかやりたいと思っていたところでした。井上さんと話してみて、長年の中国料理の豊富なキャリアや、料理に対する真摯な姿勢に魅力を感じ、彼女を生かした立ち飲みをやろうと考えました」。と正木氏。一方の井上氏も「正木さんから『中華の立ち飲みをやりたい』と聞いたとき、新たな挑戦ができる!と道が開けたように感じました」とほほ笑む。

そして物件にも恵まれる。わずか3坪弱の「鉄砲玉」を繁盛店にした実績から、飲食店の開業支援を行う上昇気流に「正木さんにうってつけの物件がある」と紹介されたのが4.4坪の同物件だ。「初めて来た場所ですが、近くには飲み屋が並んでディープで渋い雰囲気が気に入りました」と正木氏。

居酒屋やバー、スナックが軒を連ね、自由が丘の呑兵衛が集うエリア。「何屋かわかりやすいファサード」を意識し、木製の看板は必ず付けたかったという

奥へと伸びるカウンター。中華っぽすぎない、スタイリッシュな空間に仕上げている。デザインはTILTが手掛けた

店舗データ

店名 立呑み中華 起率礼
住所 東京都目黒区自由が丘2-14-2

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アクセス 自由が丘駅から徒歩4分
電話 03-4400-0235
営業時間 16:00〜23:00
定休日 不定休
坪数客数 4.4坪16人
客単価 4200~4300円
運営会社 株式会社シゲキがほしい
オープン日 2023年12月19日
関連リンク 立呑み 鉄砲玉(記事)
関連リンク 立呑み中華 起率礼(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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