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中目黒に「風見堂」がオープン。元・放送作家の店主が「ひとり呑みしやすい店」をコンセプトに人情味あふれる風情を創り出す。早くも近隣住民の人気スポットに


エンタメ業界出身の発想力を活かし、味、提供速度、面白さの全てを兼ね備えた個性豊かなメニューを揃える

メニューはワンオペでの負担を軽減できるよう、仕込みの段階で完成に近づけ、調理の工程を少なくしている。その中で、「大甚」、「大賛成」で身に着けた知見やスキルを活かし、「日頃食べなれたメニューにひと手間加える」をコンセプトとしたオリジナルメニューを提供。また、メインターゲットが1名客であるため、メニュー一つひとつを控えめな量に抑え、追加オーダーを獲得する設計にしている。

看板メニューは、実山椒、黒胡椒の2種類の風味を選べる「自家製ソーセージ」(825円~)だ。「『大賛成』の母体がフレンチだったので、そこで作り方を学びました。自分の店では日本酒を出したかったので、フレンチではなく和の居酒屋テイストを出そうと思って」と、横田氏。また、マッシュポテトにホタルイカの沖漬けをのせた「酒呑みのためのポテトサラダ」(550円)もソーセージと同様に洋と和、両方のテイストを感じさせる仕上がりだ。さらに、オリジナルスパイスを絡めて焼き上げた手作りナッツ「風見堂ナッツ」(各550円)にも遊び心と工夫が込められている。「お酒を飲んでいると、なんだか口寂しい瞬間ってあるじゃないですか。そういう時に頼むようなメニューにも中毒性を持たせたいなと思って」。現在、品書きに並ぶのは「麻辣ナッツ」や「インドピーナッツ」、「キャラメルシナモン」の3種類。箸休めに、〆の軽食に、2軒目利用でのつまみにと、様々なシーンでの利用に期待できる逸品だ。ほか、「大根」(220円)、「玉子」(185円)など8種のタネを揃えた「おでん」。その出汁を使った〆のメニュー「あご出汁中華そば」(600円)といったように、ひとつの料理を別の料理にも応用できる拡張性も重視。「冷凍や冷蔵でストックしたおつまみを温かい状態で提供できないか」という発想から「ハムエッグ」、「まいたけ&サーモン」といったユニークな具材を巻いた「春巻き」(各350円)など、品書きに並ぶメニューの数々に横田氏の発想力が光っている。

ドリンクは、「カップ酒」(880円~)が名物だ。横田氏は「お客さまにしてみると、新鮮な状態で飲むことができるし、サイズも1合でちょうどいい。パッケージも可愛いものが多いですしね」と、語る。そのほか、「生ビール」(605円)、「赤星中瓶」(715円)といったビール。「レモンサワー」(550円)をはじめとしたサワー・チューハイ。「焼酎(芋・麦)」(605円~)、「ハイボール」(550円~)など、居酒屋定番のラインナップが揃っている。

看板メニューの「自家製ソーセージ」。肉は食感を出すために大ぶりに手切りする。実山椒のかぐわしい香りで日本酒の注文を狙う

横田氏が今後の名物候補に研究中の「春巻き」。仕込みをしておけばオーダー後にフライヤーに入れるだけで完成できるワンオペ向けメニュー。放送作家時代に培った「ほしいものは作ればいい精神」が生んだ変わり種だ

店舗データ

店名 風見堂
住所 東京都目黒区上目黒3-1-14メイツ目黒101

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アクセス 中目黒駅から徒歩3分
電話 03-6451-0934
営業時間 15:00~23:00
定休日 月曜
坪数客数 約7坪16席
客単価 3500円
オープン日 2022年6月10日
関連リンク 「風見堂」(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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