中目黒で人気の「まぐろとさば。中目黒」。札幌で人気の「つくね山海」を手がけるKnead（ニード）が満を持して東京進出

都内での店舗展開を視野に入れ、多くの人に愛される店を構想

都内での店舗展開を視野に入れ、東京出店と同時に自身も北海道から居を移したという樫原氏。話題の店をはじめ、さまざまな飲食店へ足を運んで研究を重ね、今後どのような業態で展開するか模索しているという。

「東京ではほとんど見かけない、つくねに特化した業態もやってみたいですし、お惣菜を出すような店もいいなと思っていて」と笑顔を見せる樫原氏が次に店舗を構える地として意識しているのは、恵比寿や麻布十番などのエリア。

「東京は流れが速い街です。アクションを起こしたときの反応が早く、良いものは残るし、悪ければどんどん淘汰されてしまう。オープンしてからこの1年で、常に新しいことに挑戦しなければ生き残れないことを痛感しました。おかげさまで今のところは、想像していた以上の売り上げを計上していますが、開業したばかりということもあって物珍しさから来てくださった方も多いと思います。ここからが本当の勝負ですね」。樫原氏の東京での挑戦は、まだ始まったばかりだ。

幼少期から経営者を目指していたという代表の樫原芳也氏。いまも暇を見つけてはさまざまな飲食店を食べ歩いている

（取材＝河西みのり）

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