中目黒で人気の「まぐろとさば。中目黒」。札幌で人気の「つくね山海」を手がけるKnead（ニード）が満を持して東京進出

まぐろとさばを主軸に、一品料理やオリジナルレシピの“茶割り”も展開

料理はもちろん、まぐろとさばがメイン。看板メニューは本まぐろの赤身に頭肉、ホホ肉に、〆さば、生さば、漬けさばが楽しめる「本まぐろとトロさばの合盛り」（950円。注文は2人前～）。このほか、「ネギトロとウニシャリ」（1貫800円）、「本まぐろホホ肉ユッケと泡醤油」（1200円）、「トロさばのタルタル南蛮」（900円）など、まぐろとさばだけでも20種以上がラインナップ。まぐろは懇意にしている業者からその日、最も良いものを仕入れ、さばは生食するものについては、完全養殖の「なつ華さば」か「ひむか本鯖」、〆さばは金華さば、揚物にはノルウェーさばなど、それぞれの特性や調理方法に合わせて使い分けているという。

「よく天然のさばの刺身はないのかと聞かれるんですが、天然ものは寄生虫がいる恐れがあるので生食には向かないんです。養殖＝まずいと誤解されがちですが、脂がしっかりのっていておいしいんですよ。こういう情報を私たちが積極的に伝えていかなくてはいけないなと感じます」と樫原氏。

また、飽きさせないよう、鶏や牛など肉を使った料理などサイドメニューも充実。中でも人気が高いのは、「出汁ポテト」（800円）だ。北海道産キタアカリを低温でじっくり揚げて芯まで火を通し、出汁に2日間漬けて味を染み込ませ、オーダーごとに片栗粉をまぶして揚げて、生クリームを煮詰めた雲丹クリームソース、あるいはチーズソースをかけたもので、外側はカリッ、中はとろりとしたポテトと濃厚なソースの相性が抜群だ。

アルコールはビールやハイボールなどひと通り揃うが、ユニークなのは北海道発祥の紅茶ブランド「ルピシア」の茶葉を使ったお茶割り（各種550円）や、蜂蜜に漬けた“漬けレモン”とビールを合わせた「漬けビー」（600円）など。このほか、吉久保酒造が手がけるさば専用日本酒「サバデシュ」（グラス850円～）など地酒やワインも用意する。

初めて訪れた人にまず食べてほしいと推す「本まぐろとトロさばの合盛り」。まぐろとさばをさまざまな食べ方で楽しめる

手間ひまかけて作る「出汁ポテト」はリピーターが多い一品。こちらはウニクリームソース

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