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地産都消を目指す、仙台発・林デザインオフィスの東京4号店「伊達藩いろり屋 二代目ごいち」が、市ヶ谷の商業施設「GEMS(ジェムズ)市ヶ谷」6階に2014年11月13日オープン

ワンフロア1店舗設計のため、エレベータの扉が開くと、店の入り口が目の前に
団体宴会に対応する座敷は掘りこたつになっており居心地がよい
豪快な炭火で焼き上げられた「石巻産カツオの藁焼き 塩タタキ」
南三陸の金華山周辺海域でとれる脂が乗った「金華鯖いろり焼き」
楽しそうに現場に立つ、代表取締役 林 泰弘氏

(取材=下前 ユミ)


東北・仙台で和食居酒屋やイタリアン、フレンチ、カフェなどを7店舗、東京・中目黒で「屋根裏のパリ食堂」、「港町バル」、「パリ食堂 エピス」の3店舗を展開する林デザインオフィス(代表取締役 林 泰弘氏)が、仙台に本店を置く「伊達藩いろり屋 二代目ごいち」を市ヶ谷の日本テレビ通りに完成した商業施設「GEMS(ジェムズ)市ヶ谷」6階に2014年11月13日オープンした。同施設は、地下1階から地上9階で構成され、人気焼肉店や日本初上陸のイタリアンバルなど話題の飲食店が各階に1店舗ずつ計10軒、そのうちの7店舗が商業施設初出店という注目の都市型商業施設。実は、市ヶ谷は多くの企業がオフィスを構えながらも飲食店が少ないエリア。ターゲットとなる近隣のオフィスワーカーや住民で賑わうなか、週末には目的来店するファミリー客も多数いるほどだ。

店内に入ると、仙台の祭りの賑やかな絵が描かれた大きな囲炉裏カウンターがお出迎え。木箱に盛られた新鮮な食材が焼き場の横にずらりと並び、山海の幸を豪快に焼き上げる炭火が日常では決して味わえない贅沢さを添えている。奥には、少人数でも大人数でも対応できるテーブル席や掘りごたつの座敷が用意され、日常使いから団体宴会までのシチュエーションに応じる。また、高層階特有の窓からの眺望も心を和ませてくれるポイントだ。

「宮城のすべてを詰め込みました」と代表の林氏が話すメニューには、最近流行りの奇をてらった料理はなく、“仙台の美味しいものを食べてもらいたい”というメッセージがシンプルに伝わるものばかりだ。三陸石巻市から直送される「鮮魚のお刺身盛り合わせ」(2~3人前 3点盛り 1380円)や、ごいち名物「金華鯖いろり焼き」(980円)、仙台名物「厚切り牛タン焼き」(1580円) など、宮城の素材を伊達の伝統“いろり焼き”で提供。万石浦ブランド牡蠣「新昌の冷静仕立て」(2個 760円)や「石巻産カツオの藁焼き 塩タタキ」(1200円)、仙台新名物「鴨だし鴨団子のセリしゃぶ」(1人前 1470円)、亘理町の郷土料理「はらこ飯」(1人前 980円)など、素材をいかに楽しく表現できるかを追求し演出した、“地元のうまいもの”が多数ラインアップされる。

ドリンクには、「伯楽星」「日高見」など宮城の日本酒を常時10種ほど揃え、「山の幸には山の日本酒を、海の幸には海の日本酒をマリアージュさせて欲しい」と山も海もある宮城だからこその地酒の楽しみ方を推奨している。ビールは、サッポロのクリーミーな泡にこだわった「パーフェクト黒ラベル」(510円)をビールと泡が7:3になるように専用ジョッキに注ぎ、提供する。そのほかに焼酎や果実酒、サワー類、カクテルなども幅広く取り揃えている。

「出張族の地元(仙台出身)のサラリーマンが、毎日来られるような、ほっと帰りたくなるようなお店にしたいです。そして、牡蠣を食べるなら“ごいち”に行こうと思ってもらえるように知名度も上げて行きたいです」と店づくりについて話す林氏。「今後、会社の規模は年商10億でストップし、店舗数より価値を追求して行きます。バイアウトしても良いし、タッグを組んで行くのも、シェアするのもありと考えています」と、さらに海外進出も視野に入れている同氏。今後はどんな経営手腕を発揮するのだろうか。目が離せない経営者のひとりだ。

店舗データ

店名 伊達藩いろり屋 二代目ごいち
住所 東京都千代田区六番町4-3 GEMS市ヶ谷 6F

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アクセス JR、東京メトロ南北線、有楽町線、都営新宿線 市ヶ谷駅から徒歩3分
電話 03-6261-5356
営業時間 16:00~23:30
定休日 不定休
坪数客数 40坪 65席
客単価 4500円
運営会社 株式会社 林デザインオフィス
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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