コラム一覧

  • 「第四次立ち飲みブーム」到来!

    立ち飲み業態といえば、人通りが多い1階路面店と相場が決まっていた。しかし、最近はビルの地下や空中階に出店する個性派の立ち飲み業態が増えている。「第四次立ち飲みブーム」が始まったといえよう。…
  • 神保町を面白くする「二つの店」

    神保町に5月15日にオープンする商業施設「テラススクエア」の内覧会を覗いてきた。旧博報堂の跡地に17階建てのオフィスビルが建ち、飲食店は1~2階に8店舗がオープン。クラフトビールと日本酒の新しいカルチャーを牽引してきた「クラフトビアマーケット」と「青二才」が並んで出店した。この二つの店に私は注目したい。…
  • 新しいスタイルの「日本酒業態」が続々誕生!

    「旨い純米酒」「小さな蔵元応援」というキーワードで一気に飲食マーケットの表舞台に登場してきた日本酒業態。日本酒専門店や日本酒にこだわる飲食店は増える一方である。ここにきて新しいスタイルの日本酒業態が増えており、ますます目が離せなくなった。
  • 進化遂げる「シーフード業態」を追う!

    著しい進化を遂げているのは、肉業態ばかりではない。魚業態も凄まじい進化競争を繰り広げている。とくに規模感の伴った洋スタイルのシーフード業態が増えている。「手づかみ」などの提供スタイルの革新も進んでいる。…
  • 「ネオエスニック業態」がブレークの兆し!

    メキシコ料理の代名詞「タコス」を手軽に食べられる米国の専門店「Taco Bell(タコベル)」が渋谷道玄坂に4月21日、オープンした。連日、長い行列ができるほどの人気。29日には、オーストラリアで人気のファストカジュアルスタイルのメキシカンダイナー「Guzman y Gomez(グズマンイーゴメズ)」が日本1号店をオープン。にわかにメキシカンフードの進出ラッシュに沸く東京マーケットだが、「ネオエスニック業態」の大きな波がじわじわと来ていることは確かだ。…
  • いよいよ「デイリークラフト」の時代が到来!

    4月17日、キリンの体験型ブルワリー併設店舗「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(スプリングバレーブルワリー東京)」がログロード代官山にオープンする。ウッドの外観が印象的な2階建て約270坪215席、日本最大のクラフトビール大型店舗だ。まさに「クラフトメジャー化」の幕開けといえるが、その先は…?…
  • 「肉業態」マーケット、ますますヒートアップへ!

    2014年に引き続き、15年も「肉業態」の店が次々にオープンしている。 業態の多様化によって多面性を強める肉業態マーケットだが、ここにきて大手外食企業も続々と参入してきた。1月に私は肉関連のイベントで「今年は“ミートレボリューション元年”となるだろう」と宣言した。大手参入でこのマーケットは、ますますヒートアップしてきた。…
  • 原宿・代官山が最先端飲食情報発信エリアに!

    ここにきて、原宿・代官山エリアに数々の海外からの“日本初出店”やハワイやポートランド、ブルックリンといった米国スタイルの飲食店がオープンラッシュとなっている。商業施設の新規開業も増え、このエリアが再び「最先端飲食情報発信基地」として活性化してきた。…
  • “飲食系”クラウドファンディング時代の幕開け!

    飲食店開業、飲食コンテンツを対象にした「クラウドファンディング」が盛り上がりを見せ始めている。昨年5月、金融庁主管の「クラウドファンディング法案」が参議院を通過、2015年5月に施行となり、法的な整備も整うことから、クラウドファンディング市場がこれから注目を浴びることが予想される。 …
  • 「業態インバウンド」ブームから何を学ぶか?

    2014年は「業態インバウンド」ラッシュともいうべき年だった。世界から有名ブランドのレストラン、カフェ、ベーカリー、スイーツなどの業態が日本初上陸を果たし、いずれもオープン時には行列をつくり話題を呼んだ。今年もその動きが加速しているが、いま考えるべきことは何か? …
  • 「ネオ大衆酒場」業態のチェーン化に注目!

    大手居酒屋チェーンが伸び悩むなかで、新興の「ネオ大衆酒場」業態のチェーン展開が好調だ。「ネオ大衆酒場」という概念は、私が独自に創ったもので、「老舗大衆酒場」のエッセンスをベースに、定番メニューや内外装を現代風にアレンジした業態」である。70店舗を超えてきた「串カツ田中」が典型的な業態事例だ。…
  • 2014年度「フースタアクセスランキング」発表!

    2014年度 (2014年1月6日~12月29日掲載分、2015年2月2日集計)の「フードスタジアム」ヘッドライン記事のPVアクセスランキング上位20位が決定した。注目ニューオープン情報のなかで、アクセス数の多い店はその年のトレンドリーダーといえる。上位の店から、2014年の飲食トレンドを総括してみたい。 …
  • 「物を売るな、物語を売れ!」

    今年の私のリサーチテーマは、「飲食店における価値観とは何か?」を徹底的に追求すること。そして、「EAT GOOD」(生産者、飲食店、顧客のイイ関係"を築いていく店)を探すこと。「顧客価値」を提案し、生産者と顧客をつなぐイイ関係を築くには、「物語」づくりが不可欠である。…
  • 「羊肉ブーム」は来るか?

    2005年、一気にブームが巻き起こり、そして一瞬で去った東京ジンギスカンブームから10年、肉自体のヘルシーさとワインの定着で再度注目の兆しを見せる「羊肉」。ひつじ年の2015年、肉業態ブーム最高潮のなかで、無視はできないトレンドアイテムとなってきた。…
  • 2015年をリードする3つの発想軸

    2015年の飲食マーケットの軸になるキーワードは何か?私は年末年始、1ケ月ほど日本を離れ、アジアを旅しながらいろいろと考えた。日本から離れて東京の飲食マーケットを冷静に見ると、あまりにも業態の尖がり競争"に走り過ぎのように感じてしまった。今年は、原点に回帰し、食と飲食店の本来のあり方を追求する年になるのではなかと思う。"…