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編集長コラム

2014年度「フースタアクセスランキング」発表!

2014年度 (2014年1月6日~12月29日掲載分、2015年2月2日集計)の「フードスタジアム」ヘッドライン記事のPVアクセスランキング上位20位が決定した。注目ニューオープン情報のなかで、アクセス数の多い店はその年のトレンドリーダーといえる。上位の店から、2014年の飲食トレンドを総括してみたい。

PROFILE

佐藤こうぞう

佐藤こうぞう
香川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本工業新聞記者、雑誌『プレジデント』10年の編集者生活を経て独立。2000年6月、飲食スタイルマガジン『ARIgATT』を創刊、vol.11まで編集長。
その後、『東京カレンダー』編集顧問を経て、2004年1月より業界系WEBニュースサイト「フードスタジアム」を自社で立ち上げ、編集長をつとめる。


トップを飾ったのは、ダイニングエッジインターナショナルが運営する「がブリチキン。高円寺店」。名古屋を中心に展開しているブルームダイニングサービス(愛知県清須市、代表取締役 加藤弘康氏)の注目業態「がブリチキン。」初のFC店舗かつ東京初進出1号店とあってマスメディアにも多く取り上げられた。唐揚げと骨付き鳥とハイボールが売りの「ネオ大衆酒場業態」だ。いわば「串カツ田中」追撃業態といえよう。FC本部のブルームダイニングサービスは、名古屋を中心に居酒屋、ワインバル、肉バルなどの多業態を展開、昨年から「がブリチキン。」業態のFC展開を本格的に開始した。社長の加藤氏は飲食業界でも定評のあるヤリ手だ。関東地区のエリアフランチャイザーになったダイニングエッジインターナショナルの升本甲一社長はベンチャーリンク出身で、FCビジネスや店舗開発のプロフェッショナル。この二人が出会ったことで、「がブリチキン。」業態は一気に展開の幅を広げることになった。「串カツ田中」に続くネオ大衆業態のニューチェーン店としてどこまで行けるか注目したい。

2位は、日本酒専門店「銀座じゃのめ」(PIPS、東京都大田区、代表取締役 土屋一史氏)。土屋氏は「麻布羊屋」ブランドでジンギスカン業態を手掛けてきたが、一昨年の12月「麻布羊屋」に近くで物件を取得し、自分の好きだった日本酒業態にチャレンジ。「銀座じゃのめ」は、銀座七丁目エリアで半合480円均一というカジュアルな価格で提供、さらに可能な限り小さな蔵元の銘柄を揃えるこだわりを売りにした。看板の日本酒は1ヶ月を基本に入れ替えながら、常時100種類近くを揃えている。人気や話題の銘柄から小さな蔵元まで全国から選んだ日本酒は、味わいタイプや飲み口の特徴、適温までを、初心者にもわかりすく簡潔にメニューで紹介している。土屋氏のテーマである、日本酒を飲まない人に飲ませたいとの想いから、日本酒初心へも敷居を低くし、誰もが気軽に飲める店であり、少しでも日本酒と親しめることができればと考えたからだ。日本酒(純米地酒)のトレンドをリードする店といえよう。

3位に入ったのは、ガオス(東京都中野区、代表取締役 鈴木潤一氏)の熟成肉と日本酒「Tsui-teru!和(ツイテルワ)」。まだ、馴染みの少なかった熟成肉業態を2011年に開業し、研鑽を積んできたオーナー鈴木氏の熟成肉業態2号店。同店の前身、熟成肉とワインの店「Tsui-teru!」は高単価のイメージのあった熟成肉を店内熟成することでカジュアルな価格で提供し話題をさらった。150g1480円という価格は、いわば“価格破壊”といえた。けっしていい物件ではなかったが、たちまち予約のとれない店となった。予約を断ることも多く、1号店の離れ的な位置づけと、ドリンクを日本酒に差別化することによって既存客に加え、新たな顧客開拓に成功した。「熟成肉」と「日本酒」というトップトレンドのダブル業態として注目度は高い。そのほかの上位20の傾向を見ると、相変わらずワインバル人気が高いことに加え、ネオ割烹、ネオ炉端などの新しい和食業態が増えていることがわかる。一方、クラフトビールを出す専門店が急増し、新たな酒類のトレンドとして注目された。

 【2014年年度ランキングトップ20】
1、からあげバル「がブリチキン。高円寺店」 (高円寺、2月14日オープン、ダイニングエッジインターナショナル、代表取締役 升本甲一氏)

2、日本酒専門店「銀座じゃのめ」 (銀座、2013年12月8日オープン、PIPS、代表取締役 土屋一史氏)

3、熟成肉と日本酒「Tsui-teru!和(ツイテルワ)」 (中野、5月12日オープン、ガオス、代表取締役 鈴木潤一氏)
4、隠れ家レストラン「Grill&Pasta【es】Azabu-Juban」 (麻布十番、9月9日オープン、LIVE CREATE、代表取締役 高瀬篤志氏)
5、肉バル「ステーキバルDAIGO」 (銀座、7月31日オープン、ダイゴインターナショナル、代表取締役 尹伸文氏)

6、カフェレストラン「M HOUSE(エムハウス)」 (恵比寿、MERCER OFFICE、代表取締役 羅直也氏)
7、肉ビストロ「森のブッチャーズ」(神保町、3月10日オープン、エッジオブクリフ&コムレイド、代表取締役 針生真氏)
8、ネオ割烹「和GALICO」(池袋、4月30日オープン、Big. Belly、代表取締役 大林芳彰氏、店主 杉山亮氏)
9、クラフトビール「ブラッスリービアブルバード」(新橋、2月10日オープン、ビアブルヴァード、代表取締役 佐藤裕介氏)
10、隠れ家レストラン「ボルトベッロ」(恵比寿、7月7日オープン、マーベリックス、取締役 篠崎知幸氏)
11、くずし割烹「枝魯枝魯(ぎろぎろ)神楽坂」(神楽坂、2013年11月11日オープン、ターバンシェルファミリー、代表取締役 藤野裕章氏)
12、クラフトビール「クラフトビアマーケット」(高円寺、11月29日オープン、ステディワークス、代表取締役 田中徹氏)
13、フレンチトースト「ザ・フレンチトーストファクトリー」(亀有、2月28日オープン、RYコーポレーション、代表取締役 横山藤雄氏)
14、シーフードイタリアン「オステリアアマルゴ」(渋谷、7月3日オープン、イーデザイン、代表取締役 佐藤充氏)
15、海老バル「YAESU海老バル by CARNEVALE」(八重洲、1月21日オープン、縁尽、代表取締役 三宅修司氏)
16、クラフトビール「中野ビール工房」(中野、5月25日オープン、麦酒企画、代表取締役 能村夏丘氏)
17、ネオ大衆「大衆ビストロ 煮ジル」(五反田、11月11日オープン、JILLION、代表取締役 吉田裕司氏)
18、ワインビストロ「ビストロブルー」(新宿三丁目、11月12日オープン、Qoodlabo、シェフ 前田真吾氏)
19、カフェレストラン「bakuro COMMON」(馬喰横山、1月20日オープン、easygoing、代表取締役 濱野浩一氏)
20、ワインビストロ「アジアンビストロ Dai 駒沢店」(駒沢、9月8日オープン、プレジャーカンパニー、代表取締役 望月大輔氏)
 

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