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コラム

今年の夏は”イナケン旋風”が吹く

飲食業界でアニキ"と呼ばれて若手経営者から慕われてる「イナケン」ことゼットン・稲本健一社長がフルスピードで走り出した。ハワイアンコンテンツの「アロハテーブル」の集中出店に加え、いよいよ業界注目の「横浜マリンタワー」が5月23日オープンする。"

PROFILE

佐藤こうぞう

佐藤こうぞう
香川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本工業新聞記者、雑誌『プレジデント』10年の編集者生活を経て独立。2000年6月、飲食スタイルマガジン『ARIgATT』を創刊、vol.11まで編集長。
その後、『東京カレンダー』編集顧問を経て、2004年1月より業界系WEBニュースサイト「フードスタジアム」を自社で立ち上げ、編集長をつとめる。


5月9日、グランドオープンの準備に追われる「横浜マリンタワー」を 内見がてら取材してきた。横浜開港150周年で盛り上がる横浜の記念すべき目玉企画である“マリンタワー再生事業”がゼットン・稲本健一氏の手によって完 成を迎える。“横浜のシンボル”の復活を単に観光事業としてではなく、“ハマッコ”たちに親しまれる商業空間、飲食施設として、稲本さんのセンスを 100%吹き込んで再生する。レストラン、バー、展望台、テラス…と様々なディテールに“イナモトイズム”が表現されている。「とにかく横浜の人に喜んで もらいたい。改めて横浜の風を感じてもらいたい。思い出を残す場所になってほしい」と稲本氏は熱く語ってくれた。5月21日のオープニングレセプションに は、関係者3,000名がお祝いに駆けつける。 「時代がハワイを呼んでいる。いまは“カジュアルリッチ”の時代。その空気にピッタリとハマっているんですよ」と絶好調のハワイアンカフェ&ダイ ナーをコンセプトとする「アロハテーブル」の集中出店も注目の的だ。3月にEchika池袋内に「アロハテーブル・カウカウコーナー」を出店したのをはじ め、代官山に「アロハテーブル ダイカンヤマフォレスト」を、4月にはハワイ・ホノルルに“旗艦店”となるワイキキ店をオープンした。さらに5月14日、赤坂・榎坂にバーポジションとな る「アロハテーブル ハワイアンバー」をオープンした。横浜のベイクォーター店も絶好調で、アジアリゾートレストラン「A&P」を出店している横浜モアーズの屋上で は、ハワイアン・ビアガーデンも計画している。 ビアガーデンといえば、稲本氏の原点。この飲食業界に入ったキッカケが名古屋時代に某ビールメーカーに提案したビアガーデン企画が通り、それが大当 たりしたことだったからだ。「原点に帰ってビアガーデンをやりまくりますよ」と稲本氏。その言葉通り、本拠地の名古屋ではミッドランドスクエア、アスナル 金山、関東では大宮ルミネ、横浜ベイクォーターテラス、横浜モアーズで次々にビアガーデンをオープンする。極めつけは、江ノ島の「海の家」でもアロハテー ブルを出店、ビアガーデンも展開する。トライアスロンの新興にも取組み、自ら“アスリート経営論”を披露する稲本氏、この夏は“イナケン旋風”が吹くこと は間違いない。6月25日(木)開催の第8回サードG交流会では、その稲本氏が若手経営者に熱いメッセージを込めた講演を行なう。

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