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表参道に「ブルー・ザ・スリー」が開業。「渋谷 半地下酒場」が坪月商75万円の大ヒットとなったアパレル出身コンビの今添笑店、今回は腕利きシェフを起用し中華エスニックに挑む


「銀座アスター」出身ベテラン料理人・冨田氏との出会いで店づくりが結実

2店舗を出店し、しばらく出店の意思はなかったというが物件との出合いが契機となった。「ここはもともと『青山麺飯坊』という、表参道では貴重な深夜2時まで営業する中華料理店で、『うどん愛』が近いこともあり私自身もよく利用していました」と今井氏は話す。店はにぎわっていたものの店主が高齢ゆえ引退することになり、今井氏に物件の話が舞い込んだ。「表参道は馴染みがあり、近辺の飲食マーケット事情はよく知っている。加えてコロナ禍からも徐々に人が戻ってきており、家賃も手ごろで好条件の物件だったので、何をやるかは決めずに契約してしまいました」。高級レストランやオシャレなカフェが多い表参道。一方で気軽に飲める居酒屋や手ごろなランチの店が需要に対して少ないことから、そうした業態をやろうと考えていたものの、具体的な業態のアイディアはしばらく決まらなかった。

決定打となったのは、料理人、冨田新吾氏の存在だ。同氏は中国料理の名門、「銀座アスター」出身。その中でも精鋭のみが立てるという本店の厨房で13年にわたり腕をふるい、時には研修で数か月間にわたり中国で本場の技を学んだこともあるという大ベテラン。吉祥寺の居酒屋で週に一回、店の定休日を使って冨田氏が間借り酒場を営業していたところに今井氏がお客として訪れたのが出会いだ。「冨田さんの料理の美味しさに感動しました。冨田さん自身もとても気さくな人柄で、何より料理に対する愛が深い。この人と一緒に働きたい!と思いました」。添田氏とともに熱烈オファーを送り、検討の末、冨田氏は快諾。何をやるか決めあぐねていた物件は、冨田氏を生かす中華業態に決まった。

1階は1~2名の利用に向くカウンター席。既存2店舗は自前でデザインしていたが、今回は遠藤直人氏の「STRAYT」に内装デザインやグラフィックを依頼

2階は「食堂風」のテーブル席。ランチ時はお客が食器を下げるセルフスタイルで運営する

3階は「植民地時代の上海」をテーマにアンティークの家具などを配置した個室で、貸し切りも可能

店舗データ

店名 ブルー・ザ・スリー
住所 東京都港区南青山3-10-40

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アクセス 表参道駅から徒歩2分
電話 03-6434-9164
営業時間 【平日】ランチ11:30〜15:00、ディナー17:30〜23:00(フードLO22:15、ドリンクLO22:30)【土祝】12:00〜23:00
定休日 日曜
坪数客数 36坪65席
客単価 6000円
運営会社 合同会社今添笑店
オープン日 2023年3月27日
関連リンク 渋谷 半地下酒場(記事)
関連リンク 半駄ヶ谷(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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