上板橋に地域密着のカフェダイナー「ジェネラルパーラー」がオープン。居酒屋などを手掛けてきた飲食歴25年のベテランオーナーが、これまでの経験を活かした新業態に挑戦

お客が昼・夜利用できるようにメニューは、あえて絞らず豊富なジャンルを採用

「ローカルな立地で、近所に住んでいる人が昼と夜どちらも使えるお店にしたかったんですよね。例えば、商店街に買い物に来たご老人が、お茶をしに寄ってくれたり、ママ友同士でランチをしてくれたり、夕方は公園に向かう子どもたちが、アイスをテイクアウトで購入したり、夜は仕事帰りの人たちが、お酒とおつまみを食べによってくれるような“いつでも使えるお店”にしたかったんです。また近くにドッグランもあるので、犬と一緒に入れるお店にしたかった。そんな背景もありメニューは、お客の昼から夜までの利用を想定し、時間帯とジャンルという2軸でメニューを決めていきました。」と メニュー作りのこだわりを語った。

メニューは、たっぷりの具材とオーガニックケールを胚芽入り食パンでサンドし、オーダーごとにバターをひいたフライパンでソテーするこだわりのグリルサンドイッチが人気。種類も豊富で「BBQプルドポーク」（990円） 、「厚切りベーコン＆エッグ」（880円）、「テリヤキチキン」（880円）、「自家製ローストポーク オレンジソース」（990円）、「サバのグリルと特製タルタルソース」（880円）などのメニューがずらり。近くに公園もあることから、テイクアウトのニーズにも対応できるように設計したとのこと。

またカフェ使いのニーズを満たすために、焼き菓子やドリンクメニューにも注力している。自家製のマフィンは、「チョコバナナ」（390）円）、「オレオ・クッキーとブルーベリー」（390円）＊など、数種を日替わりで用意。またアイスクリームフロート類も充実しており、
「コーヒーフロート」（825円）、「コーヒーチョコレートフロート」（825円）、「クリームソーダ」（７７０円）、焼酎入りの「大人のクリームソーダ」（825円）などの種類が豊富なのも特徴だ。

夜の利用者向けには、オーナー自身もファンという缶タイプのクラフトビールが充実している。現在は約20種類を販売しており、「パタゴニア ロングルートIPA（935円）」、「シエラネバダ ビッグリトルシング インペリアルIPA」（935円）をはじめとした銘柄を用意。

さらに「かちわりポテトフライ」（495円）、「ゴルゴンゾーラとMixチーズのケサディーヤ」（748円）、「数量限定・ビア缶チキン」（1980円）など、ビールに合わせたおつまみメニューも豊富なのも特徴だ。

「今の時代、飲食店は、中華料理や焼鳥など、“わかりやすいお店”の方がお店はうまくいくと言われています。ですがジェネラルパーラーは、あえて逆行して“何でもある普段使いできるお店”という方向でメニュー作りをしていきました」とメニューにストレッチを効かせることで、個性を出すという工夫もコメントしてくれた。

ボリューム感のある特製のサンドイッチは、オーダーが入ってから胚芽入のパンをバターで両面をこんがりと焼き上げてから提供している

吉野氏が厳選して仕入れた缶タイプのクラフトビール。タップではなく缶ビールにすることで、確実に品質を落とすことなくお客に提供することができると充実させている

店舗データ