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ダイヤモンドダイニングがトレタとタッグを組んで完全キャッシュレス決済の「焼鳥IPPON」を大崎に出店。個人注文・個人会計を実現し、ダイナミックプライシングも導入


テクノロジーで居酒屋のコストの組み立て方を再構築

「焼鳥IPPON」は、時間帯ごとに価格を変える「ダイナミックプライシング」を全ドリンクメニューに適用している。16:00~16:59が20%オフ、17:00~17:59が10%オフ、18:00~18:59が5%オフ、19:00~19:59が通常価格、20:00~20:59が5%オフ、21:00~21:59が10%オフ、22:00~22:59が20%オフという設定だ。すでに多くの飲食店が行っている「ハッピーアワー」も「ダイナミックプライシング」の一種だが、このように1時間ごとに細かく価格を変えている例は、ほとんど無かったのではないだろうか。普通は手間が増えるので細かく価格を変えるのは難しいが、同店は「トレタO/X」を活用することでそれを実現させた。

また、「焼鳥IPPON」では、ドリンクメニューでも「わたしのレモンサワー」(550円)というカスタマイズメニューを用意。アルコールの濃さを➀アルコールゼロ➁ごくうす(アルコール1%未満)➂うすめ④ふつう⑤濃いめの5段階から設定でき、レモンも➀フローズンカット➁フレッシュスライス➂塩漬け込みの3種からチョイス可能だ。ハチミツやジンジャー、ソルトといったアクセントを加えることもできるようにしており、ここまで細かくカスタマイズできるようにしたレモンサワーも画期的と言える。さらに、「お好み串焼き5本盛合せ」(880円)も、好みの焼鳥4本と、つくねか巻き串のどちらか1本を選べる「パーソナライズな焼鳥盛合せ」。それぞれに塩・タレも選べる。焼鳥の盛り合わせと言えば、店側で内容を決めるのが当たり前だが、その常識も打ち破った。

ただ、ここまでやると、料理やドリンクのオペレーションがかなり大変なのではないだろうか。「正直、大変な部分がありますが、『焼鳥IPPON』はモバイルオーダーによってホールの人員を通常よりも少なくし、その分、調理場の人員を増やすことができます。どこにコストをかけることが、お客様のためになるのかを一から見直して開発した業態です」(北島氏)。テクノロジーを使って居酒屋のコストの組み立て方を再構築した業態。それが「焼鳥IPPON」であり、常に挑戦し続けるダイヤモンドダイニングの歴史に新たな一歩を刻む店になりそうだ。

アルコールの濃さやレモンのタイプを選んでカスタマイズできる「わたしのレモンサワー」も看板商品

「焼鳥IPPON」総監督の北島康次氏(ダイヤモンドダイニング第一営業本部 副本部長)

(取材=亀高 斉)

店舗データ

店名 焼鳥IPPON(ヤキトリイッポン)
住所 東京都品川区大崎1-6-5 大崎ニューシティ5号館 2F

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アクセス 大崎駅から徒歩2分
電話 03-5436-2380
営業時間 ランチ 11:30~14:30 ディナー 16:00~23:00 ※新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、政府及び各自治体の要請により、営業日や営業時間の変更、酒類の提供を自粛している場合もあります
定休日 無休
坪数客数 49.69坪80席
客単価 ランチ1000円 ディナー 3500円
運営会社 株式会社ダイヤモンドダイニング
オープン日 2021年9月1日
関連リンク 焼鳥IPPON(HP)
関連リンク 焼鳥IPPON(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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