日本を代表する酒場街、新橋で11月22日オープン以来、際立った存在感を放っているネオ大衆酒場「新橋酒場 酒津屋」。運営は、愛知県を代表する大手酒販店サカツコーポレーション(愛知県名古屋市、表取締役:牧野充宏氏)のグループ会社、トライドリンク(愛知県名古屋市、代表取締役:牧野充宏氏)だ。昨年、浜松町に奥能登の日本酒を専門とするハイクオリティ立ち飲み「日本酒 室MURO」に続く同社2店鋪目の期待の飲食店となる。コンセプトは美味しい酒と美味しい料理を楽しむ大人の大衆酒場。なかでも一番のこだわりはドラフトマスターズの資格を持つスタッフ全員の手により注がれる日本一と自負する絶品の生ビールだ。
新橋と言えばサラリーマンの憩いの街、誰もが知る東京を代表する老舗の酒場街。その歴史は古く、昭和時代を色濃く残す成熟した酒場文化の聖地で日々賑わいを見せる。そんな新橋のなかでも新橋駅烏森口から直ぐ、大衆酒場が建ち並ぶ通りに「新橋酒場 酒津屋」は店を構えた。代表の牧野氏は以前から美味しいビールをメインにした大衆酒場の出店を模索していたという。とりあえずではなく、サーバーをきちんとケアし、丁寧に注ぐ本当に美味しいビールへのこだわりである。それは自社がお酒を扱う酒販店である役割、使命との考えからだ。成熟した酒場の街だからこそ、牧野氏はあえてまっとうなドラフトビールを提供する和の大衆酒場に挑戦したのだ。そんな牧野氏の想いを受け、統括部長の野阪亮輔氏と店長の萩原朋宏氏が形にしたのが大衆酒場「酒津屋」である。二人は継承される大衆の酒場らしい風格と女子一人でも楽しめる安心感がコンプレックスするネオ酒場を目指したという。ハシゴせずに一軒で満足の出来る美味しいフードとドリンクの充実は、全国各地の酒場まで足を運び研究してきた結果の賜物だ。カウンター席は座り居心地の良さを考慮してあえて低くしたもので、落ち着いた空気感のなかに酒場らしい臨場感が映える。
お酒との相性の良さからフードは鶏がメイン。名物は大山鶏を豪快に焼く「酒津屋名物骨付きもも1本焼き」(780円)を筆頭に「ちょいと炙ったレアむねたたき」(680円)、「ホルモンミックス焼き」(680円)。「ドカ盛りネギポン鶏たたき」(680円)、「低温調理のとろとろレバ刺し」(630円)。大きなお椀で提供される「ぶた汁、あさり汁、そうめん汁」(各500円)など3種類の汁(赤味噌か白味噌を選べる)も人気だ。定番料理では「石川県能登塩で食べる冷奴」(350円)、「長芋でフライ梅昆布茶味」(480円)など新しさを見せる。名古屋らしさを見せるのは「酒津屋の手羽先」(5本480円)と「酒津屋の濃厚味噌どて煮」(480円)だ。ドリンクはキリンの一番搾りを提供に5分かける「マイルドタイプ(三度注ぎ)」(450円)と通常の「キリッとタイプ(二度注ぎ)」(小380円/中480円/大580円)を看板に厳選したアイテムを揃える。無農薬レモン果汁のレモンサワーは「マイヤーレモンサワー」(520円)、数量限定の「塩レモンサワー」(550円)。さらに凍らせたレモンを使った「日本酒氷結レモンサワー」(580円)、「氷結レモンスパークリング」(580円)など6種類。お酢がベースの健康サワー各種に酎ハイ、ハイボールなど大衆酒場らしいアイテムも揃う。ほかに酒津屋が惚れた「清酒竹葉能登純米」(小700円/大1400円)を筆頭にした日本酒、前割りした本格焼酎まで、料理とのマッチングを意識した構成となっている。
新橋らしさから名付けたという「酒津屋」はかつて同社の屋号でもあったというように、酒場に相応しいネーミングだ。平日は16:00から、土曜日は15:00からと早めに店を開けるのは新橋に通う酒場ファンに楽しんで欲しいとの想いから。そして新橋の街をいっそう賑わせ、地域にしっかりと根付いた酒場を目指しているという。今後も引き続き、酒販店らしさ、酒販店だから出来るお酒を大事に扱い、主役にした飲食店の出店を視野に入れている牧野氏。そして野阪氏を筆頭とした現場スタッフチームに期待である。
店舗データ
店名 | 新橋酒場 酒津屋 |
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住所 | 東京都港区新橋3-17-8 |
アクセス | 新橋駅烏森口より徒歩1分 |
電話 | 03-6450-1785 |
営業時間 | 【月〜金】16:00〜23:00(L.O.22:30)【土】15:00〜22:00(L.O.21:30) |
定休日 | 日曜日、祝日 |
坪数客数 | 10.7坪・25席(カウンター13席テーブル12席) |
客単価 | 3000円 |
運営会社 | 株式会社トライドリンク |
オープン日 | 2017年11月22日 |