東京・神田の日本酒ブルワリーパブ「にほんしゅ ほたる」が、店内で自家醸造する出来立てフレッシュな“純米大吟醸”スペックの「どぶろく」を6月から本格提供を開始


東京初の日本酒ブルワリーパブ(醸造所併設型パブ)である神田の「にほんしゅ ほたる」(運営:SAKE REVOLUTION、代表取締役 宮井敏臣氏)が、“純米大吟醸”スペックの出来立てフレッシュな自家醸造の「どぶろく」を6月から本格提供を開始した。同店は、“日本酒をもっと楽しく、もっと気軽に、もっとカッコ良く”をコンセプトに、日本酒ビギナーに向けた日本酒啓蒙を目指す日本酒バルとして2015年10月1日にオープン(取材記事)。全国の銘酒を気軽に楽しめるように、小ポーション(60ml 350円)から均一価格で提供している。店内で「自家製のどぶろく」を製造することに至った経緯には、代表の宮井氏が20年ほど前に初めて蔵見学で体験した「しぼりたて直汲み日本酒」のおいしさに感動したことにある。同店では、出来立てのフレッシュなお酒のおいしさを体験してもらうと同時に新たな日本酒ファンを作るきっかけになると考え、日本酒の振興を目的に製造免許を取得し、敢えて清酒に近い造り方で「どぶろく」を製造している。店内左奥の約1.5坪スペース醸造所に、200Lのステンレスタンクを2基設置し、交互に仕込まれる。製造方法は、精米歩合50%以下の酒米(山田錦)と乾燥酵母(協会901号)を使用した2段仕込み。提供時には、米粒が残らないようにミキサーで粉砕する。また同店では「どぶろく特区(構造改革特区制度)」を利用せず、通常の製造免許によって製造するため、使用する原料米に制約がなく、外販も可能。今後は、米違いによる味わいの変化を楽しませるために、いろいろな酒米による仕込みを行うほか、自社で麹の製造も計画。充填設備を導入して飲食店向けお及び小売の外販を2017年に開始する予定。「日本酒・どぶろくを歴史・文化も含めてもっと広めていきたい」と語る宮井氏の挑戦はまだまだ続きそうだ。■住所:東京都千代田区内神田1-17-1 MⅢビル1階、■電話:03-5577-6556

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