高円寺に「米のこじま」がオープン。「うまい白米」が合言葉のコジマ笑店、店内精米で羽釜炊きの米が主役、昼も夜も通用する定食業態で「酒場だけの企業からの脱却」目指す

昼の営業は労務面のメリットも。この業態がハマれば店舗展開も検討

お通しやチャージはなく、飲み利用の単価は2500円、一人飲み客も歓迎する。夜はサクッと短時間の利用が多く、回転が速いという。

「定食を大きく打ち出したこの業態は、僕らにとって新しい挑戦。もしこれがハマれば、例えば人の往来が多い駅構内にこの定食業態を出店するなど店舗展開もあり得る。今までの酒場業態とは分岐してもよいように別会社を立てています」。新たなビジネスモデルの構築と同時に、労務面でのメリットも発揮させたい考えだ。「年を取って体力的につらくなってきたとか、育児があるとか、深夜まで働くことが難しいスタッフも、昼の業態であれば働きやすい。今回をきっかけに、酒場だけの企業から脱却していきたい。僕の若い頃は、とにかくがむしゃらにやることが美徳とされていましたが、時代も変化している。僕らが先陣を切って働きやすい環境を作り、飲食店で働く楽しさを伝えていけたら」と小嶋氏は話す。

写真右から2番目がコジマ笑店代表・小嶋崇嗣氏。その左隣が料理長 兼 番長の生明和敏氏、右端がスタッフの生明 蓮氏、左端が「まんまじぃま」店長の磯村銀次氏

（取材＝大関　まなみ）

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