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博多の人気居酒屋が東京進出!「ももや精肉堂 新橋店」が開業。“老若男女に幅広くアプローチする商売”をモットーに、全国でマルチな業態の展開を目指す

3月16日、新橋に「ももや精肉堂 新橋店」がオープンした。名物「もも焼き」を筆頭に、宮崎県直送の地鶏の多彩な部位を楽しませる大衆居酒屋だ。福岡の渡辺通店、警固店に次ぐ同業態3店舗目で、運営会社のUPROAD DININGにとって東京進出店。同社は、「老若男女、どんな層にも幅広くアプローチできる商売を」モットーに、ほかチーズケーキ専門店や割烹などマルチな業態を展開。今回の東京進出を機に、全国展開を視野に入れる。

新橋駅から徒歩1分の雑居ビル2階。近隣には居酒屋がひしめく
15坪にギュッと40席を配置。会社帰りにフラッと立ち寄れるような、気取らない大衆感あふれるデザインだ
名物の「もも焼き」。炭火で香ばしく焼き、旨みたっぷりのジューシーな逸品
「手羽唐」も人気の品。東京の味覚に合わせて、博多の既存店から調理法をアレンジして骨からの肉離れをよくしている
代表の庄司孝善氏。日本料理の板前からクリエイト・レストランツでマネジメントを学び独立。ほかチーズケーキ専門店を展開するなど、マルチな商才を見せる

日本料理の板前として修業後、クリエイト・レストラツで経営を学ぶ

UPROAD DINING(福岡市西区)代表取締役の庄司孝善氏は、地元・宮崎の調理師学校を卒業後、福岡の日本料理店「てら岡」で板前として研鑽を積んできた。その中で、店の先輩達が独立するも、2年と経たずに店をたたむ姿を多く目にしてきたという。「素晴らしい調理技術を持ちながらも、それだけでは経営で躓いてしまう。ずっと厨房で料理をやってきましたが、当初から独立志向は高かったので、次はマネジメントを学ぼうと考えました」。

そうして庄司氏が門戸を叩いたのが、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(東京都品川区、代表取締役社長:岡本晴彦氏)。同社は200以上のブランドで全国に900以上の飲食店を展開する上場企業だ。そこで経営、商売について学び、2012年11月、「ももや精肉堂 渡辺通店」を開業、独立を果たした。

居酒屋やチーズケーキ専門店、割烹など老若男女に訴求するマルチな業態を展開

「ももや精肉堂」は、庄司氏の地元・宮崎から直送の地鶏を使った料理を提供し、サラリーマンをメインターゲットにした大衆居酒屋だ。オープンから売上は順調に推移し、2015年2月には2店舗目「ももや精肉堂 警固店」も開業。両店とも20坪の規模で、現在は激戦区・博多で月商500万~600万を売り上げる繁盛店へと成長している。

加えて同社では、チーズケーキ専門店「KAKA」も展開。「実は私、甘い物が苦手で、でもチーズケーキだけは好きだった。自宅でチーズケーキ作りを独学で研究していたら、商品として通用するものができたので、事業化したんです」と庄司氏は言う。その味わいに加え、緻密なブランディング戦略によって、若い女性を中心にSNSで火が付き、2017年3月~2019年9月の間に福岡市内に3店舗を一気に展開した。さらに、福岡・薬院で割烹「まな板の上の旬 ぽぽぽん」も関連会社で運営。これには、「ターゲットを限定せず、老若男女、幅広いに訴求できる商売こそが今後必要になってくる」という考えがある。多ブランドでマルチに展開するクリエイト・レストランツ出身らしい庄司氏の経営哲学だ。

創業時から全国展開を視野に。東京に商圏を広げ、さらなる拡大を狙う!

今回の「ももや精肉堂 新橋店」は、同社にとって東京初出店。「福岡はいま居酒屋激戦区となっており、プチバブル状態。そこで戦い続けるよりも、それ以外にも商圏を広げたかった。創業当初から全国展開は視野に入れていたので、まずは東京で地固めを、と出店を決意しました」と庄司氏は話す。

東京出店にあたっては、同社の創業店であり主力業態である「ももや精肉堂」で出店しようと、業態コンセプトに合わせてサラリーマンの多い街、新橋のほか神田や中野などで物件を探した。客単価3000円と安価であることや、ランチ営業はしない点を考慮し、家賃の高い路面は諦め、雑居ビルの2階の同物件を選んだ。

目指すのは 「100人中100人に好かれる味」ではなく「100人中50人がハマる味」

メニューは福岡の既存店と同様、宮崎から直送される地鶏が自慢。多彩な部位を、もも焼きや刺し、唐揚げなど様々な調理法で提供する。名物「もも焼き」(大一本1430円、中一本1070円、小一本710円)を筆頭に、「手羽唐」(大980円、小520円)、「鶏刺し」「地鶏のたたき」(各880円)、「皮串」(100円)などを用意。鶏以外にも、創業店から受け継いだぬか床で作る「きゅうりぬか漬け」「大根ぬか漬け」(各100円)や、「ふわとろ厚揚げ葱おろし」(280円)、「月見もやし鉄板」(420円)などの一品料理、〆には「ももやき炒飯」「蒸し鶏ラーそーめん」(各580円)など、全40品ほどのラインナップだ。一部メニューは、東京の人の舌に合わせて微調整を加えた。例えば、手羽先の唐揚げは福岡ではコリコリとした歯ごたえが好まれるが、同店ではやわらかな食感を目指し、骨からの肉離れが良くなるよう調理法をアレンジしているという。

同店の料理は、パンチを利かせた“やみつき味”を意識していることも特徴だ。「100人が食べて100人が美味しいと言わなくてもいい。そのうち50人に響いて、その人達が何度もリピートしてくれる、それが理想です」と庄司氏。

ドリンクは、「生ビール(スーパードライ)」(490円)、日本酒は「月桂冠(熱燗・冷酒)」(500円)、焼酎は芋、麦、米で各1種ずつ480円、サワー各種460円など幅広い品ぞろえ。東京人の嗜好に合わせて、福岡にはないアイテムとして、シャリキン(「レモン」や「バイス」など各480円)や「ホッピーセット(白・黒)」(500円)を置いている。

国内の主要都市を中心に、マルチな業態展開を目指す

今後について庄司氏は、「うまくいけば来年にもう1店舗を出し、都内では計3店舗ほど運営できれば。その後は、関西や名古屋など他の日本の主要都市で展開したい。当社の主力業態である『ももや精肉堂』を中心に、老若男女にアプローチできるビジネスモデルを目指し、新業態の開発もやぶさかではない」と話す。実力派オーナーの今後の展開に注目だ。

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 ももや精肉堂 新橋店
住所 東京都港区新橋3-21-7 ル・グラシエルBLDG.31 2F
アクセス 新橋駅から徒歩1分
電話 03-6874-4795
営業時間 17:00~24:00(フードLO23:30、ドリンクLO23:30)
定休日 第3火曜
坪数客数 15坪40席
客単価 3000円
運営会社 株式会社UPROAD DINING
オープン日 2020年3月16日
関連リンク ももや精肉堂(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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