松見坂に「808labo（ヤオヤラボ）」が開業。“ハイブリット”なつまみが楽しいカウンター居酒屋の真の目的は、「社員修業の場」として料理のレベルアップを図る実験的店舗!?

スタッフが入れ替わり、808日の期間限定で「修業」に励む場！

実際に、2021年11月からは「焼鳥やおや」の定休日である月曜日限定で志摩氏による間借り居酒屋「808labo」を試験的に営業。同時に、実店舗化に向けて物件探しを進め、松見坂の同物件と巡り合い契約。「代官山や代々木八幡、渋谷の物件も見ましたが、ここは風通りがよく気の流れがいい。気持ちのいい環境で仕込みをすると、営業もうまくいく。これは僕が物件選びで重要視するポイントなんです」と遊津氏。

営業は2人体制だが、志摩氏は常駐、もう一人は遊津氏を含めたYAOYA社員が順番に入れ替わりで入る。営業を通じてYAOYAスタッフは志摩氏から料理を学び、一方の志摩氏には自分のやりたい料理を出してもらうかっこうだ。社員全員のローテーションを808日の間には終わらせ、808日後には「808labo」としての営業は終了し、その後は業態変更など、店を別の形態にチェンジする予定。店名のロゴの下に「Enjoy 808 days!」とさりげなく書かれているのはそうした意図が込められている。

カウンターが15席、奥は厨房内に巻き込んだかたちとなっており、料理を作るすぐ近くで飲める特等席となっている。「アメリカ・ニューヨークのレストラン、『Contra』の配色が好きで、色のベースを青・木材・グレー・黒に絞って仕上げました」（遊津氏）

店舗データ