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西小山に「nerisa(ネリザ)」がオープン。学芸大学「リ・カーリカ」など展開するタバッキで創業から8年勤めたシェフが独立、素材を生かすイタリアンと自然派ワイン


素材の味を生かすシンプルイタリアン。イタリア修業先のリゾットもオンメニュー。地元埼玉の素材も積極的に取り入れる

「素材の味や香りがしっかりと生きた、何を食べているのかがわかりやすい料理」が田中氏の身上だ。技巧を凝らし過ぎず、シンプルに素材の持ち味を生かすイタリアンを提供する。メニューはその時々の仕入れにより変化するが、前菜からメイン、パスタ、デザートまで常時20品ほど。特に田中氏にとって思い入れがあるという品が「パプリカのリゾット」(1500円)。イタリア修業時代のレストランで提供していたメニューだ。「僕がいたピエモンテはパプリカが名産で、ローストしたパプリカのマリネにアンチョビとパセリを合わせたペペロナータという前菜が定番でした。それをリゾットに落とし込んだのがこれ」。パプリカをローストし、その際に出るパプリカのジュースで米を炊き、パプリカの身もペースト状にして合わせる。アンチョビの塩気とパセリの青い香りをアクセントにした一品だ。「マニアックな品なので、オーダーするのはほぼ同業の方ですが(笑)。これは売れ行きに関わらずこれからもオンメニューしようと思っています」と田中氏。

大きくは打ち出していないが、素材には田中氏の地元、埼玉産のものを積極的に取り入れている。「東松山市の国分牧場ジャージー牛 ハンバーグ」(3000円)、「入間地豚ロース サルティンボッカ」(2800円)など、埼玉産の肉を使ったメイン料理も。田中氏の実家からも近いという、埼玉県小川町の有機農法を実践する横田農場の野菜を使っていることもこだわりだ。「今でしたら根菜が旬。横田農場の根菜で作るミネストローネはとても美味しくて、ぜひ食べてほしいのでお通しで提供しています」と田中氏。

「牡蠣のクリーム煮と春菊のスフォルマート」(1600円)。セルクルで丸く成形して蒸し焼きにした春菊の苦みに、まろやかな牡蠣のクリーム煮を合わせた品

「自家製塩ダラとポレンタ、黒トリュフ」(2200円)。自家製の干し鱈とともにトウモロコシ粉(ポレンタ)をお粥のように煮込み、黒トリュフを散らしている

店舗データ

店名 nerisa(ネリザ)
住所 東京都品川区小山6-7-6 タクシティハイツ西小山 1F

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アクセス 西小山駅から徒歩2分
電話 03-6770-6348
営業時間 17:00~23:00
定休日 不定休
坪数客数 12坪14席
客単価 7000~8000円
オープン日 2021年12月10日
関連リンク nerisa(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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