コロナ禍でも愚直に飲食店作りに邁進。「街にないもの」を生み出し、街を盛り上げる
12月にオープンしたものの、人材の関係で初月は週末のみの試運転営業。1月からは平日営業も開始した。知らなければたどり着けないロケーションのためフリ客はいないが、既存店の常連客や口コミで少しずつ集客。SNSの更新も積極的に行い、さらなる認知拡大を狙う。現在、「アタル」は12坪で月商600万円、「タチアタル」は8坪で500万円と好調をキープ。満席でお客を断ることも多く、それらの受け皿としても機能させたい考えだ。
「コロナ禍で飲食店を取り巻く環境が大きく変化したこともあり、今まで以上に今後何をしていくべきか、よく考えるようになりました。新しいことに挑戦する飲食店も多く、それも素敵だとは思うのですが、私はやっぱりブレずに得意な飲食店に徹しようと思います」と當山氏。「街にない店を作るのが楽しいんです。3年前に『アタル』をオープンした時も、はしご酒文化の強い北千住のこの通りでは難しい、と心配されることもありました。しっかりと食事やお酒を楽しんでほしいと思っていましたが、この辺はちょい飲みをする人が多く、最初の1年は1、2杯をさっと飲んで帰られる方も多かった。地道に続けてきた結果、ここ1年でしっかりと狙った層のお客様に来てもらえている手ごたえがあります」と、北千住で新たな酒場ニーズの開拓に成功した當山氏。今後も「街にないもの」「自分が行きたい店」を基準に展開したいという。「北千住はじめ東京東部を中心に、その街を盛り上げる店づくりができればいいなと思います」と笑う。
(取材=大関 まなみ)
店舗データ
店名 | ジャンソーアタル |
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住所 | 東京都足立区千住1-33-11 上野ビル 2F |
アクセス | 北千住駅から徒歩3分 |
電話 | 03-5284-9010 |
営業時間 | 16:00~23:30 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 17坪30席+立ち飲み4人程度 |
客単価 | 5000円 |
運営会社 | 株式会社トーヤーマン |
オープン日 | 2021年12月3日 |
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