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「DevilCraft」が五反田に3店舗目
自家醸造も手がける人気クラフトビール専門店

駅前のビル9階にある同店は、窓からの景色が気持ちいい。15時からオープンする週末の昼飲みもおすすめだ
各ブルワリーのハンドルがとりつけられたタップ。その個性的で自由なデザインから、クラフトビールの魅力が感じられる
同店名物のシカゴピザは全6種類。試行錯誤を重ねて、ビールともっとも合うようレシピを開発したそうだ
業界内外から高い評価を得ている同社のオリジナルビール。品川区の自社醸造所から直送される新鮮なビールは絶品だ
DevilCraft創業者でありオーナーの一人、マイク・グラント氏

「DevilCraft 五反田(デビルクラフト)」が、7月4日にオープンして以来、飲食激戦区の五反田でも幅広い層から支持を集め活況だ。マイク・グラント氏、ジェイソン・コウラー氏、ジョン・チェンバーズ氏によるデビルクラフトの3店舗目。場所は、五反田駅西口至近のビル9階。1階には小さな看板とポスターのみだが、店内は、連日満席の盛況ぶりだ。

「作り立てのおいしいクラフトビールを東京でも楽しめたら」。そんな思いから5年前、神田で産声をあげたデビルクラフトは、今ではビアギークだけでなく、クラフトビールとピザを合わせたアメリカンスタイルがうけ、女性客からも絶大な人気を誇るビアバーだ。5年前の創業当時、東京のビアバーは、ビールの充実ぶりにくらべて食事は軽食のみという店がほとんどだったそう。そこで、オーナーのコウラー氏がシカゴを訪れた時に衝撃を受けたというキッシュのような極厚の“シカゴピザ”をフードのメインに打ち出した。“食事もしっかり楽しみたい”というニーズに見事に応えて瞬く間に大ヒット。2015年、自社ブルワリー(ビール醸造所)を品川区にオープンし、各店舗で自家製ビールの提供を始めた。権威ある国際的ビールコンペティション「ワールビアカップ2016」では、金賞を獲得し業界内でも高い評価を得ており、クラフトビールファンを着実に増やしている。

連日連夜続くこの店の楽しげな賑わいをつくっているものはなんだろうか。それは創業した3人のオーナーはじめスタッフ全員がクラフトビールを愛し、心から楽しんでいることも大きいだろう。創業者の一人、マイク・グラント氏はクラフトビールの魅力について次のように話す。「クラフトビールには、一つひとつ作り手や原料にストーリーがあって面白い。それに、バラエティ、多様性をなによりも大切にしている。それがクラフトビールの大きな魅力だと思います」。同社の品川区の醸造所では、一回の仕込みで400リットルのビールを作る。小規模生産だが、「このサイズは長所であり、多種多様なビールを独創的に生み出す柔軟性を与える」という。

同店で提供するラインナップは、ビールのスタイルで決める。ピルスナーが1種類にIPAが3種類といった具合だ。人気のIPAやケルシュに加え、シーズナルな銘柄を入れて季節感も忘れない。 20タップのうち、5種類ほどをデビルクラフトのオリジナルビール、4~5種類を国産、そのほかはアメリカ産を中心とした海外産ビールで構成される。ビールのバラエティを大切にしながらも、クオリティにもこだわる。

提供価格は、パイント(473ml)は1000円〜、ハーフ(260ml)は650円〜。日々入れ替わる銘柄は「デビルクラフト ジューシーIPA」「マウイブルーイング パウ ハナピルスナー」「京都醸造 秋の気まぐれ」「ベアードブルーイング やばいやばいストロングスコッチエール」など、人気のIPAからユニークなレアもの、シーズナルビールまで幅広い。合わせるフードは、ビールとの相性抜群のアメリカンフード。名物の“シカゴピザ”は自家製ソーセージとマッシュルームをたっぷりのせて焼上げた「デビル・ダディ」(S1300円、L2600円)など計6種類に、肉やチーズ、野菜などのトッピング(250円〜)も可能だ。ほかには「デビルズ チキンケサディーヤ」(800円)、「バッファロー チキンウィング スパイシー OR マイルド」(3個700円〜)、「ワッフルフライドポテト」(500円)など、がっつりメインからビールのつまみまでを揃えている。

アメリカの自宅でホームブルーイングをしていたというグラント氏。アメリカでは趣味が昂じてビジネスにするケースも多いという。IT、銀行員、不動産などまったくの異業種からビール造りへ。そんな特殊な環境は、経験や知識がない分、お互い助け合うファミリーライクな業界を作っていった。お互いの技術やレシピをオープンにして、全体の質の向上に尽くす。“競争”ではなく“共存”を選ぶ流れは、近年大きくなりつつある。そんな傾向がこの業界では特に顕著と感じているようだ。近年、大手がクラフトビール会社を買収する動きが活発化していることについて、同氏は「大手ビール会社はスーパーやコンビニなどの棚を占有しています。このまま買収がすすめば、小規模生産のクラフトビールは、さらに小売店の棚に並びにくくなり、収益性が下がる。棚に並ぶのは大手のビールか、買収されたある程度規模の大きな会社のビールしかなくなってしまう。クラフトビールの一番の魅力である“多様性”が失われてしまいかねない」と危惧している。

とはいえ、日本をふくめて世界的にクラフトビール市場の成長はこれからさらにすすむ、とも考えている。飲食店の展開とあわせて、自社醸造タンクの増設や 瓶・缶ビールを生産して販売できるようにもしていきたいと意気込みをみせる。それはクラフトビールの魅力、多様性を楽しむというカルチャーを一人でも多くの人に知ってほしい、との願いがこもった彼らの夢なのだろう。

(取材=望月 みかこ)

店舗データ

店名 DevilCraft 五反田(デビルクラフト)
住所 東京都品川区西五反田2-7-8 誠實(せいじつ)ビル9F
アクセス JR山手線、都営浅草線、東急池上線 五反田駅から徒歩1分
電話 03-6421-7788
営業時間 平日 17:00~23:00 土 15:00〜23:00
日祝15:00〜22:00
定休日 なし
坪数客数 40坪・62席+スタンディング席(カウンター12席、テーブル50席)
客単価 3500円
運営会社 DevilCraft株式会社
関連リンク DevilCraft 五反田(FB)
関連リンク DevilCraft 五反田(HP)
関連リンク DevilCraft
関連ページ DEVIL CRAFT-2 Craft Beer & Pizza 浜松町(記事)
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