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“セレブ”な女性が横丁で白ワイン片手に豚肉にかぶりつく!スパイスワークスが注目の新業態店「豚焼セレブ にん肉」を開業

(取材=印束 義則)


魚業態の「恵比寿フィッシュセンター」、「品川魚貝センター」、肉業態の「神田ミートセンター」など、数々のヒット業態を世に送り出してきたスパイスワークス(千代田区、代表取締役社長 下遠野亘氏)が5月29日に新業態店「豚焼セレブ にん肉」をオープン。共同スーパーの跡地に13店舗の飲食店が軒を連ねる恵比寿の注目スポット「恵比寿横丁」内に立地し、同じく「恵比寿横丁」内にひと足早くプレオープンした同社経営の「加藤商店 肉寿司」のはす向かいに店舗を構えた。3.3坪の小スペースにオープンキッチンのカウンター席を8席設け、さらに通路部分に5人がけテーブル席を2卓並べ計18席で営業する。店名に謳うように同店は同社初の豚肉業態であり、アルコールは白ワインを売り物にして女性客の気軽な利用を狙う。昨今、“ホルモンヌ”という言葉が流行したことからも分かるように、かつておじさんたちの聖域だった場所にも“肉食系”の女子がズンズン足を踏み入れ、ワイルドに食事を楽しむ光景がいまや街中のあちらこちらで見られている。こうしたパワフルで、現代の外食を牽引する20代~30代女性をメインターゲットに据えたのが同店であり、さらにそれに続く“肉食系女子”予備軍の背中をポンとひと押しする魅力づくりも上手に工夫することで潜在客層の掘り起こしに励んでいる。例えば、「豚焼セレブ」という洒落っ気のある店名がまさにそれを表わしている。店内には「セレブなのに肉にがっつく!」と書いた墨文字を貼り出して、女性客の気恥ずかしさを取り除く巧みな雰囲気づくりを施している。また、店内の壁は明るいオレンジ色に彩り、“セレブ”な豚のイラストを描いてほんわかした雰囲気を作り出している。そうした“セレブ”な女性客を魅了するのが、〈セレブの秘伝豚焼き〉、〈越後産和豚もち豚ホルモン〉と謳うメニューの数々。これは「厚切りじゅーしーロース」「骨付きリブカルビ」(各380円)、「しろもつ(大腸/小腸)」「てっぽう(直腸)」(各330円)といった、新鮮な豚の正肉や内臓類を卓上ロースターで焼いて食べる豚の焼肉で、大ぶりにカットした肉をドーンと焼いてお客自身にハサミで食べやすく切って食べてもらう商品も一部導入し、場が楽しく盛り上がる演出メニューとして人気を集めている。他に、野菜を串に刺して豚バラ肉で巻いた「トマト」「アスパラ」「キャベツ」(各150円)なども〈セレブのバラまき〉として提供し、同じくロースターで焼いて味わってもらう。さらに、調理してミニフライパンで供する「絶品 軟骨煮込み」(470円)、「みんな大好き豚マヨ」(380円)などの〈セレブの鉄板〉や、「ハモン・セラーノ」(320円)、「コリコリ軟骨のたたき からしポン酢」(380円)などの〈セレブな一品〉といったメニューも揃えて脇を固める。メニューは約40種と充実させ、小規模店ながらも飽きのこない多彩な商品アイテムでお客を魅了。豚肉と並ぶもう一つの売り物の白ワインはボトルに力を入れて品揃えをし、また生ワインも白・赤揃えて「たっぷり150mlのグラス」(500円)、「ボトル並のデキャンタ750ml」(2000円)として売り込む。目標月商は500万円を想定。横丁の雑多な雰囲気の中、はたして白ワインを片手に豚肉にかぶりつく“セレブ”な女性客で店内があふれ返るのか?女性客だけでなく男性客をも惹きつける魅力がいっぱいなだけに、市場の活性化という意味からも同店の動向には大いに注目だ。

店舗データ

店名 豚焼セレブ にん肉
住所 東京都渋谷区恵比寿1-7-4 恵比寿横丁内

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アクセス JR恵比寿駅より徒歩1分、地下鉄恵比寿駅より徒歩3分
電話 03-3444-7015
営業時間 17:00~翌5:00
定休日 無休
坪数客数 3.3坪・18席
客単価 3000円
運営会社 株式会社スパイスワークス
関連リンク スパイスワークス
関連ページ 加藤商店 肉寿司(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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