スペシャル企画

【大山 正Presents「越えて、つながる」】特定技能人材、国内受け入れ停止でどうなるの!?株式会社G-visionの外国人材戦略と今後の展開

こちらの企画は少子高齢化と若年層の飲食業離れにより、近年日本の飲食業界で深刻となっている慢性的な人手不足の“救世主”とも言える特定技能人材の雇用についてフォーカスを当てた企画となります。働く側の外国籍人材、雇用する側の企業側、人材をサポートする企業の3つの側面からインタビューをしていきます。

「5年後には自分のお店を開きたいんです!」キラキラした笑顔でそう語るのは、ベトナムからやってきたあいちゃん。彼女は現在、株式会社G-visionが運営する飲食店『豚のかんぱい家』で働きながら、大きな夢を追いかけています。ドラマをきっかけに憧れた日本での生活、一度はコロナで帰国するも、再び日本へ。そこにはどんな想いがあったんだろう?今回は、夢に向かって突き進むあいちゃんと、彼女を採用した伊藤社長に、外国人採用のリアルから会社の未来まで、根掘り葉掘り聞いてみました。

(取材・執筆・文責:大山 正)


お話を聞いた株式会社G-vision 代表取締役の伊藤 穣二さんとスタッフのクアンさん。「あいちゃん」の愛称でお客様に親しまれている。
株式会社G-vision 企業ホームページ
プレゼンテーター:大山 正

1982年東京都生まれ。成蹊大学卒業後、各種広告関係営業、外食企業のプロモーション・広報を経て、2014年1月、31歳で外食メディア「フードスタジアム」フードスタジアム株式会社 代表取締役就任。飲食店若手経営者の会「外食5G(現RX)」初代サポーター企業リーダー。2020年3月、株式会社ミライーツを設立。飲食業界における幅広い人脈、情報を持ち、飲食企業のサポートに従事する一方、本連載「越えて、つながる」では独自に記事の取材・執筆・文責を手掛ける。

日本が大好き!桜に感動して、将来は日本で暮らしたい

――まずは自己紹介からお願いします。

あいちゃん「はい、クアンと申します。ベトナムの南、ホーチミンの近くのメコン川があるところから来ました。でも、本名だと日本語の発音がちょっと難しいので、本名がベトナム語で『愛してる』の『愛』の意味なので、「あいちゃん」と呼んでくださいって自分から言ってます(笑)」

 

――それはいいアイデアですね。あいちゃん!素敵な呼び名ですね。そもそも、なんで日本に来ようと思ったのですか?

あいちゃん「子供のころから日本の恋愛ドラマとかをたくさん見てて、道も綺麗だし、天気もいいし、すごく素敵な国だなって思ってたんです。食べ物もおいしそうだし、いつか絶対行きたいなあって。それで、日本に行くために日本語の勉強を始めました」

 

――実際に来てみて、日本の第一印象はどうだった?

あいちゃん「初めて来たのが2019年で、ちょうど桜の季節だったんです。空港から寮に行く電車の中から外を見てたら、桜がめちゃくちゃ綺麗で!『うわー!』って、心がドキドキして、すごく嬉しかったのを覚えてます」

 

コロナで一度は帰国。それでも日本に戻ってきたワケ

――日本語学校に2年半通ったあと、コロナで一度ベトナムに帰国したと聞きました。

あいちゃん「はい。コロナが流行りだして、ベトナムの家族が『日本に一人でいて、何かあったら大変だから帰ってきなさい』って。それで一度帰国しました」

 

――そこから2024年にまた日本に戻ってきたということですが、それはどうしてですか?

あいちゃん「やっぱり日本の生活に慣れていたし、住みやすいなって。日本は便利だし、給料と生活費のバランスがいいんです。ベトナムは給料がちょっと低いのに生活費は高くて、なんか合わないなって。せっかく勉強した日本語を使いたいっていう気持ちも強かったですね」

 

接客がしたい!キッチン仕事から居酒屋のホールへ

――再来日してからは、どんなお仕事をしていたのですか?

あいちゃん「1年くらい大手の『はま寿司』でアルバイトをしていました。でも、ずっとキッチンでの作業が多くて。私の場合はもっとお客様と話したり、接客の経験を積みたかったんです。居酒屋の、忙しいけど楽しい雰囲気に憧れて、『豚のかんぱい家』で働くことにしました」

 

――実際に働いてみて、どうですか?

あいちゃん「すっごく楽しいです!一緒に働いているフィリピン出身のベルさんっていうお姉さんが、すごく優しくて仕事を丁寧に教えてくれます。同じ外国人だから、寂しい気持ちとか家族のこととか、分かり合える部分も多くて」

 

――お店はどんな雰囲気?

あいちゃん「お客さんは日本人が多いですけど、観光で来た方もいます。みんな明るくて楽しい雰囲気ですね。この前、お客さんが酔っ払いすぎてお店で喧嘩しちゃって、警察を呼ぶくらいびっくりしたこともあったけど(笑)。でも、大変なことはまだないです!」

 

社長に直撃!「国籍問わず、やる気のある人を雇いたい」

――ここからは、伊藤社長にもお話を伺います!あいちゃんの印象はどうですか?

伊藤社長「すごく真面目で、何にでもチャレンジしてくれますね。とにかく笑顔がいい。誰にでも愛されるキャラクターです。あと、彼女は『自分のお店を持ちたい』っていう明確な目標があるから、仕事に対してすごく一生懸命ですよね」

 

――外国人採用は、あいちゃんが初めてなんですか?

伊藤社長「いえ、フィリピン出身のベルさんが2年くらい前から働いてくれています。うちは国籍は全く問いません。やる気のある人を雇っていきたいと思っています」

 

――外国人採用で、何か課題に感じることはありますか?

伊藤社長「やっぱり言葉の壁、特に文字を書くことかな。漢字とか。でも、あいちゃんもベルさんもそこは全く問題ない。すごく勉強家ですよ。今後はモバイルオーダーの導入も進めているので、手書き伝票がなくなれば、そのハードルもさらに下がるかもしれないですね」

 

5年後の夢はベトナム料理店の開業!会社の未来と夢がリンクする

――あいちゃんの将来の夢を詳しく教えてください。

あいちゃん「5年後、日本で自分のベトナム料理のレストランを開きたいです!みんなにベトナムの美味しい料理を紹介したいんです」

 

――それはすごい!社長になるということですね。素晴らしい夢ですね!

伊藤社長「本当にね。実はうちの会社も、3年で10店舗まで拡大して、その先には海外出店も考えているんです。ベトナムも候補の一つですよ」

 

――ええっ!じゃあ、もしかしたらあいちゃんがベトナム店の責任者に…?

あいちゃん「わー!それもすごくいいチャレンジだと思います!日本での経験をベトナムで活かせたら、すごく勉強になります!」

 

――社長からあいちゃんに、今後期待することはありますか?

伊藤社長「これから外国人のスタッフが増えた時に、教育係をやってもらいたいですね。外国人同士だからこそ分かり合える、寄り添える部分があると思うので。あとは、お店でベトナム料理のメニュー開発にもチャレンジしてほしいな」

 

あいちゃんおすすめ!『豚のかんぱい家』の絶品チャーシューを食べてみて!

――最後に、せっかくなのでお店のPRをお願いします。

あいちゃん「『豚のかんぱい家』はいろいろおすすめがあるんですけど、一番おいしいのはチャーシューです!他の店にもチャーシューはあるけど、ここのは本当にすごくて、初めて食べた時びっくりしました。『え、こんなに美味しいの!?』って。ぜひ食べてみてください!あとは、小袋のお刺身とか、珍しいメニューもあります」

 

――ありがとうございました。

大きな夢を語る瞳と、周りをパッと明るくする笑顔が印象的なあいちゃん。彼女の夢と会社の未来が重なり、これからどんな面白いことが起こるのか、ますます目が離せない。まずは、あいちゃん自慢の絶品チャーシューを味わいに、そして彼女の素敵な笑顔に会いに、『豚のかんぱい家』へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

【あいちゃんが働くお店】

豚のかんぱい家 西葛西店

 

 

ところで・・・

「特定技能人材」外食で受け入れ停止

のニュースが最近ありましたが、あれって実際どうなのでしょう?M2Assistの斎藤さんに近況を聞いてみました。

①特定技能外食業新規受け入れ停止について

2026年3月27日、出入国在留管理庁と農林水産省は、特定技能1号「外食業分野」の在留者数が受入上限(約5万人)に達する見込みとなったため、2026年4月13日以降、新規受け入れを原則停止すると発表しました。対象は、海外からの新規呼び寄せ(在留資格認定証明書交付申請)および国内での新規資格変更で、すでに就労中の人材の更新や同分野内【転職】は継続可能です。

 

② 今後の動向|“停止”ではなく“調整”フェーズへ

今回の措置は制度終了ではなく、受入枠上限到達に伴う一時的な調整であると判断しています。
外食業界の慢性的な人手不足は依然として深刻であり、今後は特定技能2号への移行促進、既存在留者の定着強化、枠再設計や上限見直しなど、より持続可能な受け入れ体制への転換が進む可能性があります。量の拡大から、質と定着重視へのフェーズに入ったと見るべきです。

 

③ M2Assistの強み

“新規受け入れ停止後”だからこそ、転職市場で選ばれる存在へ
当社は特定技能外食業を中心に600名以上の紹介実績を持つ中で、これまで一貫して“転職者紹介”に強みを持ってきました。新規流入が制限される今後は、すでに日本国内で経験を積んだ即戦力人材の価値がさらに高まります。
特に、外食業経験者を中心とした紹介により、同業他社と比較して現場適応力・日本語力・業務理解度の高い人材が多いことが当社の特徴です。
「人数を集める時代」から「戦力を確保する時代」へ制度変更後も、外食企業にとって本当に必要なのは、現場で成果を出せる人材との最適なマッチングだと考えています。

 

【取材協力】

 

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