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ベイシックスがジンギスカン酒場「成吉思男(ジンギスマン)」を沖縄1号店を皮切りに展開開始!代表・岩澤 博氏スペシャルインタビュー


派手な宣伝はせずスロースタート。地元の人からの評判は上々?

―「成吉思男」はどのようなジンギスカン店を目指しているのですか?

「だるま」をリスペクトしたカウンターで楽しめるジンギスカン酒場です。コンセプトから商品開発まで、店づくりはすべて柳沢が担ってくれて、私はノータッチ。オープン30分前に始めてメニューを見たくらいですよ(笑)。ジンギスカンは、何より肉の仕入れとタレが決め手になると考えました。仕入れの多くは「だるま」と同じ北海道の業者から。タレも「だるま」を目指し、甘さのない辛みタレを再現しようと試作を重ねていきました。その結果、自信をもって提供できる、非常に美味しいタレができあがりました。作り方?トップシークレットですよ。

同社取締役の柳沢氏を中心に試行錯誤を重ねて完成させたジンギスカンを、気軽なカウンタースタイルで提供

―沖縄でジンギスカンは馴染みがなさそうな文化ですが、抵抗はなかったのでしょうか?

確かに、沖縄に観光に来てわざわざジンギスカンを食べる人はいないでしょう(笑)。ただ、ウチの店がターゲットにしているのは観光客ではなく地元の人なので、関係ない。地元の人にとってジンギスカンは珍しく、逆に喜んでもらえると考えました。また、「+hacchi」の多くの店舗は、「ちょーちょ」「まるこ」のように各社、既存の人気業態で勝負している。ウチだけ新業態、おまけに沖縄でジンギスカンというちぐはぐさ。でも、それも面白いかなと思って。

―実際にお客様からの評判はいかがですか?

最初は「ジンギスカン?」というリアクションでも、一度食べると気に入っていただいき再来店する方も多いです。意外に沖縄在住の北海道出身の方が多くて、故郷の味ととても喜んでもらっています。今後もメニュー数を絞るなどして業態のブラッシュアップを図りたいですね。

―売上は?

売上でいうと、あえて大きく宣伝していないこともありスロースタートです。毎日の売上報告LINEで東京の他の店舗が1日に20万、30万を売上の報告する中、「成吉思男」だけ2万や3万なのでケタを間違えてるのかと思うことも(笑)。ですが、もともと地元の人に向けて口コミでじわじわ広げる方針だったのでこれは想定内。規模も小さいし、東京の店舗の売上でカバーできているので目の色を変えて頑張る必要もないと思っています。ですが商品には自信があるので、必ず売上が爆発する時が来ると思っています。また、沖縄に出店したメリットとして、横のつながりが増えたり、社員たちと海でレジャーを楽しんで親交を深めたりできることも大きいですね。これは東京ではできませんから。

ジンギスカン以外にもつまみメニューが充実。写真は「羊の炙りゆっけ」。ドリンクはビールやハイボール、フルーツサワー、お茶割りなど幅広く揃える

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