新・編集長コラム一覧

  • 最強のお客様!?仕事終わりの“同業者”をサブターゲットで狙う店づくり

    業態開発の際、ひとつのキモとなるのがターゲット設定だ。 SNSで発信力のある20代女子か?値が張っても美味しいものは高く評価してくれる大人の層か?団体需要...
  • 変わる「好立地」の定義。トレンドエリアの“隣駅”を狙え!

    飲食マーケットとしての知名度のある街の、その隣駅エリアに密かに注目が集まっている。コロナ禍により「好立地」の定義が変わりつつあり、繁華街から住宅街へと集客力が移っている。狙い目は、強い集客力を持つ街の“隣駅”のエリアだ。トレンド性と生活圏が入り混じる立地にチャンスが生まれつつある。いくつかの事例を紹介したい。…
  • 中堅オーナー達による最新ネオ酒場&今のメニュートレンドは「引き算映え」だ!

    2010年代から始まったネオ酒場トレンドは進化を繰り返しながらまだまだ盛り上がっている。去年末~今年にかけても多くのネオ酒場のオープンが相次いだ。特に、既にいくつかのネオ酒場を展開するオーナーによる、3~4店舗目の店がいま熱い。経営者として新米から中堅へ、次のステージに上りつつある段階でネオ酒場オーナー達はどのような店づくりを行っているのだろうか。また、そうしたネオ酒場中心に「引き算映え」なるメニューがトレンドとして広がっている。…
  • 【2023年トレンド予想①】韓国ブームの行きつく先は「韓国ガストロノミー」へ!

    年始ということで様々な媒体で「2023年のトレンド予想」なるコンテンツが発表されている。私もひとつ、今年盛り上がりそうな業態として「韓国ガストロノミー」を提案してみたい。…
  • 修業の学び生かしながらオーナーの個性を発揮、楽卒業生の強さ

    数々の独立者を輩出し、居酒屋業界に多大なる影響を与え続けている楽コーポレーション。卒業生の店舗については同社のホームページで確認できるが、その数の多さや範囲の広...
  • 焼鳥ニューウェーブ!コロナ禍で増える高級焼鳥や人気焼鳥店の新展開

    単価4000円程度のカジュアルな居酒屋やバルを展開していたグループが、ここにきて高級焼鳥に挑戦する事例が増えている。 絶好調てっぺんから独立し、新宿で「ろ...
  • 酒場オーナー達も熱視線を送る!?再開発で変わる下北沢

    「今後出店したいエリアは?」と聞くと下北沢を挙げるオーナーが増えている。大規模な再開発で商業施設のオープンが相次ぎ、いま活気づいている街のひとつだ。同エリアのマーケットの変化や、今年に入って新たにオープンした注目店を紹介したい。…
  • R30オーナーの台頭!「飲食第六世代」の時代はもうすぐ

    30歳以下の若いオーナーの躍進が目覚ましい。今回は2022年にオープンした注目の若手オーナーの新店をチェック。さらに新世代「飲食第六世代」の特徴とは?考察してみた。勢いと時代の潮流をつかむ感性は必見だ。…
  • カタカナ系スシ酒場、第二ステージに突入!大手も狙うすし酒場のポテンシャル

    2021年8月、私がコラムで提唱した「カタカナ系スシ酒場」が広がりを見せている(他メディアに「カタカナスシ」と言い換えられてしまったが……)。若者にも親しみやすいポップでカジュアルな店づくりのすし酒場が次々に登場し、それらは店名がカタカナである場合が多いことから「カタカナ系スシ酒場」と命名した。提唱から1年が経った今、カタカナ系スシ酒場は当時からさらに進化している。ここ2か月以内にオープンした注目店を見ていこう。…
  • 広がりすぎた「エモ酒場」。次なる酒場トレンドとは?【後編】

    以前のコラムで紹介した「エモ酒場」。「エモ酒場」の出発点はオーナーの店にかける想いやストーリーだったが、徐々に広がるにつれ、流行りに便乗しただけの酒場が散見されるようになってきた。表面をなぞっただけの店はそろそろ限界ではないだろうか。そんな今、頭角を現している酒場を表現するとすれば「ストリート酒場」と「温故知新酒場」だ。後編では「温故知新酒場」について解説したい。…
  • 広がりすぎた「エモ酒場」。次なる酒場トレンドは「ストリート酒場」と「温故知新酒場」だ!【前編】

    以前のコラムで紹介した「エモ酒場」。「ネオ大衆酒場」の次なるムーブメントとして広がった「エモ酒場」のスタイルだが、オーナーの想いやストーリー抜きの、流行りに便乗しただけの酒場が散見されるようになってきた。表面をなぞっただけの店はそろそろ限界ではないだろうか。そんな今、新たに頭角を現している酒場をあえてカテゴライズするとすれば「ストリート酒場」と「温故知新酒場」だ。前編では「ストリート酒場」について解説したい。…
  • NEXTトレンドドリンク?ホッピーにフィーチャーした新顔酒場が話題

    今年に入ってホッピーをウリにした酒場が2つ、相次いで登場した。 1月、月島にオープンした「酒房 蛮殻(しゅぼう ばんから)」。趣向を凝らしたホッピーがウリ...
  • ノウハウはシェアする時代。2022年は二者が力を合わせた「コラボ酒場」が盛り上がる!

    激動の2021年が終了。コロナ禍の影響はいまだ根強く、以前と同じ経営を続けていては先が見えないと考えて新しい取り組みに挑戦したオーナーも多かった。その中で特に多かったのが「コラボ酒場」だ。去年は、新たな取り組みとして2人のオーナーが共同して店を開業する事例が目立った。それぞれの得意分野を生かして相乗効果を発揮。その過程で互いに良いところを吸収し、各自会社の体制を強化につなげていたようだ。今は「シェアの時代」、M&Aまではいかないゆるい結びつきで、互いにとってメリットを提供し合い、ともに成長する。この流れは2022年も引き続き加速しそうだ。今回は、2021年に注目を浴びた「コラボ酒場」の事例を振り返りたい。…
  • コロナ禍で減る外食機会、「おまかせコース」と「専門店」がこれからの時代に強いワケ

    コロナに伴う酒類提供制限の影響によって人々の外食機会は減少した。コロナの収束もまだまだ先になりそうな現在、今後もその傾向は続くはずだ。その分、お客は1回の外食に今まで以上に期待や意味を持つようになっている。選ばれるのは「なんとなく入ってみる」店ではなく、「ここに行きたい!」と強い目的意識を持って行く店。そうしたニーズの変化をくみ取り、今までとは異なるスタイルに挑戦するオーナーが相次いでいる。コロナ禍や、さらにその先の未来を見据え、将来どのようなスタイルが求められるのかを考察した。…
  • ガストロノミーと大衆酒場の融合「ガストロ酒場」が、外食マーケットの裾野を広げる

    ガストロノミーの世界が多様化している。ガストロノミーとは「美食」「美食学」などと訳され、単に空腹を満たす以上の意味を料理に見出し、嗜好性を追求する世界観だ。そうしたガストロノミーの食文化を、リーズナブルに日常使いの大衆ポジションに昇華した酒場が増加中。これを「ガストロ酒場」と呼びたい。高単価レストラン顔負けの品質と、酒場の気軽さを併せ持つ「ガストロ酒場」は、一部のフーディ達のものだったガストロノミーの裾野を広げ、外食マーケットの拡大に寄与する可能性を秘めている。…