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Live Create卒業生が大門・浜松町に「Bistro Qualité Prix」をオープン。客単価2500円・攻めの価格からは想像できないハイクオリティなビストロが登場!

店名を掲げた黄色のネオンサインが印象的な外観。大通りからは1本入るものの、人通りの多い立地だ
ビストロらしいあたたかみのある空間。施工はクレアワークスに依頼
「ズワイガニとフレッシュトマトのミルフィーユ」は、同店シェフの清水氏のスペシャリテ
インパクト抜群のマンガ肉の「骨つきリブロース〜トマホーク〜)」(1000g4980円)。圧倒的ボリュームでありながらリーズナブルに提供。完全予約制の品
写真前列右が代表の遠藤晃治氏、左が副代表の安部大吾氏。遠藤氏はソムリエの、安部氏はシニアソムリエ&チーズプロフェッショナルの資格を持つ。後列右がスーシェフの早田龍馬氏、左がシェフの清水康之氏。清水氏はパリの星付きレストラン「Violon D'Ingres」で修行し、麻布十番のフレンチで副料理長も務めた実力派だ

7月1日、大門・浜松町エリアに「Bistro Qualite Prix(ビストロ カリテプリ)」が開業した。オーナーの遠藤晃治氏は、六本木・麻布十番で「Ajito(アジト)」、「Bistro Chick(ビストロ チック)」など7店舗を展開するLive Create(東京都港区、代表取締役:髙瀬篤志氏)出身の32歳。人気飲食店を手掛ける気鋭の企業の卒業生による、独立第1号店だ。

遠藤氏は高校生のときファミレスのアルバイトで飲食の楽しさに開眼し、大学時代はバーでアルバイトしたことで、将来、店を持つことを決意。大学卒業後は「日比谷Bar」(運営:環境開発計画)でバーテンダーとして活躍した。「『日比谷Bar』の環境開発計画では、創業に必要な事業計画書を作成する研修があるなど、研修制度が充実。その経験は独立する際に大いに役立ちました」と遠藤氏は振り返る。「日比谷Bar」では、接客からマネジメントについてまで幅広く学び、さらにその経験がきっかけで、それまでのぼんやりとした「自分の店を持ちたい」という希望が、「多店舗を展開する経営者になりたい」という明確なビジョンに変わったという。

そこからは30歳までに独立という目標を掲げ、着々と準備を進めてきた遠藤氏。「日比谷バー」の後は、サービスを学ぶため一流ホテルで配膳の仕事に従事。それと同時にグローバルダイニングの「ラ・ボエム」で働こうと門戸を叩く。そこで後にLive Createを創業する髙瀬氏と、同社取締役となる齋藤慎之助氏と出会う。当初はランチタイムのみのアルバイトとして入店するつもりが、齋藤氏から打診を受け、店長として入社して1年ほど活躍。その後も、レストランでの経験を積みたいと、青山のフレンチレストランでサービスマンとして働いた遠藤氏。同時期に、髙瀬氏は六本木に「アジト」をオープンさせ、Live Createを創業。2店舗目の「ARIA(アリア)」をオープンする際に、遠藤氏は齋藤氏から誘いを受け、Live Createに入社した。1年ほど「アジト」で働いたのち、英会話の習得と海外での生活を希望した遠藤氏は、ワーキングホリデーでオーストラリアに1年、フィリピンに2ヵ月ほど滞在。Live Createの3店舗目「es(エス)」のオープンに合わせて帰国し、再び同社へ。「エス」の立ち上げスタッフとして活躍し、最終的には執行役員 統括店長を任され、会社運営に携わるまでになった。「Live Createの髙瀬さんと齊藤さんからは、多くのことを学びました。彼らのすごいところは、どんなことにも手を抜かず徹底的に向き合うこと。たとえば、チラシの文字配置ひとつでも、1mmズラすかどうかで何時間も議論するくらい、何事にも本気なんです」と遠藤氏。

そして2018年7月、「日比谷バー」で同僚だった副代表の安部大吾氏と、青山のフレンチレストランで出会った料理人である清水康之氏と早田龍馬氏の計4人で「ビストロ カリテプリ」をオープン。目標の30歳から2年オーバーしたものの、無事、独立を果たした。

「カリテプリ」とは、フランス語で「品質や満足度が、価格に見合うかそれ以上であること」の意。その名が表す通り、手頃な価格でありながらも圧倒的な価値のある商品やサービスを提供することを信条としている。フレンチをベースに、イタリアン、スパニッシュの要素を織り交ぜつつ、骨太なビストロ料理が並ぶ。フードの価格は280円から用意し、客単価はディナーで2500~3000円とリーズブルな設定。しかし、フランスでも修業経験のあるシェフの清水氏による、その価格からは考えられない驚くほど本格的な料理が目白押しだ。「炙りイワシのマリネ」(480円)、「ズワイガニとフレッシュトマトのミルフィーユ」(680円)、「フォアグラのキャラメリゼ」(980円)をはじめとする前菜は22品、「粗挽き牛ラグーソース」(1280円)などの生パスタは6品、「US産牛ハラミ(200g)」(1280円)などの炭焼きを含むメインは10品をそろえる。「私たちがこれまで培ったノウハウや仕入れルートを最大限に生かしたクオリティの高い商品を、攻めの価格で提供します」と遠藤氏。ランチでは生パスタなどを650円から用意し、「ランチ激戦区の大門・浜松町でも、近隣の店のランチを徹底的にリサーチし、価格と質の両方でどこにも負けないメニューとしました」と自信を見せる。

ワインはグラスで380円~と、料理同様に良心的な価格。それでありながらも、シニアソムリエの安部氏セレクトの逸品が並ぶ。グラスは泡3品、赤白各4品にデザートワイン1品を用意。ボトルは1980円~で50品が並ぶ。このほか、自家製漬け込み酒を使ったカクテルやサワー、クラフトビールなどバラエティ豊かな品揃えだ。

今後は3ヶ月以内に坪月商40万円を達成し、店を軌道に乗せたい考え。「スタッフの3人は全員社員。人材を手厚くしているのはすぐ次のステップへ進むため。1年以内に浜松町エリアにもう1店舗の同業態の開業を目標としています」と遠藤氏は話す。さらに2020年までにはもう1店舗の出店が目標。いずれも5店舗目までは「カリテプリ」ブランドの出店を検討している。実際にこの「価格以上の価値」は狙い通り評判を呼び、オープンからまだ数日にもかかわらず、近隣のオフィスワーカーでランチは3回転もする人気ぶりを発揮。ディナーでもさっそく口コミが広がり、満席の日も珍しくないという。飲食激戦区である大門・浜松町エリアでも、ずば抜けた店舗力を見せる同店。目標以上の結果を叩き出す可能性も、多いにありそうだ。

(取材=大関 愛美)

店舗データ

店名 Bistro Qualite Prix(ビストロ カリテプリ)
住所 東京都港区芝大門2-7-4 奥田ビル1F
アクセス 浜松町駅から徒歩5分、大門駅から徒歩3分
電話 03-6435-8171
営業時間 【月~金、祝前日】11:30~14:00(LO13:30)18:00~23:00 (LO22:30)【土・日・祝】18:00~23:00(LO 22:30)
定休日 不定休
坪数客数 14,4坪25席
客単価 ランチ800円、ディナー2500~3000円
オープン日 2018年7月1日
関連リンク Bistro Qualite Prix(FB)

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