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外食産業記者会が創設した「外食アワード 2010」受賞者が決定!外食事業者部門では、エイチワイシステム 安田久氏、グレイス 中村仁氏ら4名が「外食事業者」部門で受賞!

【外食事業者】受賞:正垣泰彦氏(サイゼリヤ 代表取締役会長)
【外食事業者】受賞:粟田貴也氏(トリドール 代表取締役社長)
【外食事業者】受賞:中村仁氏(グレイス 代表取締役)
【外食事業者】受賞:安田久氏(エイチワイシステム 代表取締役)

(取材=編集部)


「外食アワード」とは、外食産業記者会(東京都港区、代表幹事:千葉 哲幸氏)が2004年に創立25周年記念事業として制定した表彰制度。「外食産業の発展と外食の食文化醸成に寄与する」ことを目的に、毎年、その年に活躍・話題になった人物を選出している。 当サイト編集長:佐藤こうぞうも選考委員に名を連ねる同賞は、2010年末~1月に記者会所属の選考委員によって選考され、2月18日に表彰式が行なわれる。また、同時に「外食からみて当該年はどんな年であったか、どんなことが話題になったのか」を象徴する言葉として、“外食キーワード”が毎回選ばれる。 まず、「外食アワード2010」の【外食事業者】部門受賞者は以下4名である。 ■正垣泰彦氏(サイゼリヤ 代表取締役会長) わずか12坪の店を大繁盛させてチェーン化を開始し、全国チェーンとして急成長させた。その後、自社農場、カミッサリー、プラントを段階的に設立して原料、生産、物流、販売を垂直的に管理するバーティカルマーチャンダイジングを築き上げた。その成果が実り2010年12月末現在、総店舗数は860店。ファミリーレストラン業態が伸び悩む中、一貫して低価格メニューを提供し続け、業績を伸ばしている。 ■粟田貴也氏(トリドール 代表取締役社長) 1985年に焼鳥店「トリドール三番館」を創業後、近年はセルフうどん「讃岐釜揚げうどん丸亀製麺」を中心に展開。店舗に製麺機を設置し、打ちたて、茹でたての讃岐うどんを提供。オープンキッチンを採用した臨場感のある店舗作りで全国的な人気を集める。創業の焼鳥業態から出店の中心をシフトし、年間120店舗の出店を継続して、今では総店舗数500店を超えた。 ■中村仁氏(グレイス 代表取締役) 2000年、西麻布に「居酒屋せいざん」を開店し、独立経営を開始後、「西麻布 豚組」「豚組 しゃぶ庵」などで、簡易ブログ「ツイッター」を使った販促に取り組み、100席を超える店を繁盛店に育てた。多くの講演やイベントに参加して、その体験と成功ノウハウを広く公開。飲食店でのツイッター活用の第一人者であり、広告会社勤務の経験を生かしてインターネットを飲食業にどう生かすかについての情報発信も積極的に行なっている。 ■安田久氏(エイチワイシステム 代表取締役) “47都道府県47ブランド47地方活性化店舗”を理念に郷土料理店など13店を東京・銀座中心に展開。2010年、徳島県の阿波おどりをテーマに、東京・高円寺の本格阿波おどりチームが連日踊る、200席の巨大郷土料理店「阿波おどり」をオープン。郷土料理にエンターテインメントを付加した新しいジャンルを切り開くとともに、オンリーワン業態を確立した。 ちなみに安田久氏は、「この8年間『食を通じて地方を活性化したい、日本を元気にしたい!』との一心で進めてきた『47地方活性化プロジェクト』が、今回の受賞を期にひとつの実を結んだと感じています。これまで取り組んできた、地方の食材・伝統文化を東京に持ってくる“地産東消”型ビジネスに加え、これからは東京で成功した業態を地方に拡大することにより日本全体を元気にする外食ビジネスを加速していきたいと考えています」との、受賞のコメントを寄せている。  また、他部門は以下の通りだ。 【中間流通・外食支援事業者】 小野政彦氏(CBS有限責任事業組合 代表理事) 「力の源カンパニー」、「ゼットン」、「ワンダーテーブル」といった外食企業3社でスタートした共同事業を設立。仕入れ担当者同士による情報共有化を進めるとともに、仕入れ担当者の育成も実施。現在は7社が参加して、参加企業の売上高合計800億円規模にまで拡大。 【食材事業者】 金孝燮氏(二東ジャパン 代表取締役社長) 韓国の伝統酒「マッコリ」の輸入を手がけてきた先駆者であり、1990年代初頭からマッコリの魅力を訴え続けることで、多くの飲食店に導入されるきっかけを作った。業務用市場ではトップシェアを誇り、マッコリ人気を牽引している。 【特別賞】 渡邉英彦氏(一般社団法人B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会<通称:愛Bリーグ>代表理事) “B級ご当地グルメで、地域から日本を元気にする”という理念のもとに活動する「愛Bリーグ」。毎年開催する「B-1グランプリ」がご当地グルメブームを巻き起こし、B級グルメ巡りブームの火付け役として、外食業界にも大きな影響を与えている。2010年9月に開催した第5回・厚木大会は46団体が参加。43万5000人が来場し、各メディアで大きく取り上げられた。 ちなみに、「愛Bリーグ」渡邊氏については、当サイト編集長 佐藤こうぞうが2009年度の選考時にイチオシしていたのだが、前年度は落選し、「2010年度に期待」と述べていたが、今年、見事に受賞となった。 そして最後に、選考委員会が選んだ2010年度の外食キーワードは以下の7つに。 「女子会」、「食べるラー油」、「ツイッター」、「ガールズ業態」、「マッコリ」、「共同購入クーポン」、「たばこ規制」。 受賞者の顔ぶれ、そして、キーワードをみてみると、2010年が外食業界にとってどんな年であったのかが、改めて実感できる。

店舗データ

店名 外食産業記者会
住所 東京都港区浜松町1-29-6 浜松町セントラルビル10F

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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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