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代官山に「TOKI 永季」がオープン。日本の四季や文化を表現するお茶割りやカクテル、ユーモアある発想から作ら れるフード、「初めて出逢う美味しい」がある場所。20代バーテンダーが提案する新しいバーの形


バー初心者も安心のお茶割りやレモンサワーを、バークオリティで用意

「sake bar新輝」、「響 YURA」の経験を踏まえつつバージョンアップした「TOKI 永季」は、鈴木氏なりの“和”を表現したバー。「和といってもコテコテの和ではなく、僕らなりの要素を加えた、いうなれば『和モード』です」と話す。「僕はバーも居酒屋も経験してきた“居酒屋系バーテンダー”」と言う鈴木氏による、日本の四季や文化を表現したカクテルを用意する。

イチオシはお茶割りだ。「特に20代の僕ら世代は、バーでは何を頼んだらいいのかわからず、自分の好みを知らないという人も多い。でも、わからないからとおまかせで頼んだカクテルが1杯1500円くらいで、もしそれが自分にハマらなかったら残念ですよね。なので、居酒屋にあって誰もが知っているお茶割りを中心に用意しています」と鈴木氏。「ただ、居酒屋で何気なしに飲むお茶割りとは全く異なる、いい意味で期待を裏切るお茶割りを提供します」と話す。

5品用意するお茶割りはすべて900円と、バーの1杯としては価格を抑えてハードルを低くしている。例えば「福岡“八女緑茶割 Shouchu with GreenTea”」(900円)は、緑茶焼酎「天の美緑」をベースにするが、その「天の美緑」の蒸留に使用される茶葉と同じ「星野製茶園」の「特上煎茶」で割るなど、できる限り素材は産地のつながりを意識。ワインペアリングや香水の調香の考えも取り入れながら、「目指す味わいやストーリーから逆算して組み立てています」とのこと。

その他オリジナルカクテルには、ジン「季の美」に青柑橘、抹茶、和三盆糖、トニックウォーター「翡翠 Jade」(1500円)や、芋焼酎「だいやめ」にグレープフルーツ、岩塩、パッションフルーツ、トニックウォーター、花紫蘇の「金糸雀Canary」(1500円)などの国産酒を使ったものを揃えており、見どころだ。ビール(各種1300円)、ワイン(グラス1000円~)、ウイスキーなどの蒸留酒(各種1000円~)なども厳選して用意する。

お茶割り。写真左から「TEA BUCKS 抹茶割 Shochu with Matcha」「和紅茶 橙を香らせて Shochu with Japanese Orange Tea」「焦がし焙じ茶割 Shochu with Roasted Green Tea」(各900円)

同店はバーであるがフードも充実。「TOKI最中~旬のフルーツと生ハムのインボルティーニ」(750円)などの前菜や温菜から、〆の「TOKIの気まぐれカレー」(1600円)まで、しっかりとお腹を満たすことも可能な構成だ。

「モヒート焼売 ラム肉とミント」(2個900円)は、ラム肉の焼売にミントを使った焼売。酒のラムと肉のラムをかけて、ラム+ミントで「モヒート焼売」のネーミングで打ち出すなど、フードにもカクテル作りやワインペアリングの要素を入れ、ひねりを利かせた発想が生きている

店舗データ

店名 TOKI 永季
住所 東京都渋谷区恵比寿南3-7-3 ミュール代官山 B1F・1F

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アクセス 代官山駅から徒歩3分、中目黒駅から徒歩6分、恵比寿駅から徒歩7分
電話 03-5724-3871
営業時間 19:00~27:00
定休日 不定休(詳細は店舗Instagramにて)
坪数客数 1階10坪13席、地下1階7坪9席(地下は今後改装予定)
客単価 6000円
オープン日 2023年10月27日
関連リンク TOKI 永季(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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