何より労働環境の整備に注力。ここまでは足固め、今後はスタッフ主体の店づくりを検討
オープンから2週間ほど。「わかりにくい外観なので、ふらりと入ってくるお客様がゼロです」と笑うが、「酒肴あおもん」の常連や、口コミを聞いた人で徐々に賑わいつつある。
今後の展望について「2店舗目までは組織としての足固め。これからはスタッフを育てて、スタッフがやりたい業態をつくっていきたい。ひと昔前に比べて家賃や建築費などの高騰で個人が独立しにくい状況になっている。実力ある独立希望のスタッフのサポートをしたい。また、男社会になりがちな飲食業界ですが、労働環境を整えて、女性が主役の店もやってみたいですね」と話すように、渡辺氏はスタッフの働く環境づくりに何より力を入れている。組織づくりについては独立前から勉強を重ね、独立当初からスタッフの1日の拘束時間は10時間以内、完全週休2日制を掲げ、その通り実現してきた。さらに給与と連動した評価制度を整えることで「スタッフのポテンシャルを引き出すことができている」という。結果、働きたいスタッフが集まり2店舗目への出店に踏み切ったというわけだ。まっとうな料理・サービスで口コミが広がり、労働環境の整備でスタッフが集まる。お手本のような飲食店経営を推し進める渡辺氏から、今後も目が離せない。
(取材=大関 まなみ)
店舗データ
店名 | 肴場あおもん(さかば あおもん) |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿南3-4-1 Mトリアノン 102 |
アクセス | 恵比寿駅、中目黒駅から徒歩6分、代官山駅から徒歩8分 |
電話 | 03-6452-4649 |
営業時間 | 17:30~23:30(LO料理22:30、ドリンク23:00) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 10坪30席 |
客単価 | 5500円 |
オープン日 | 2024年3月12日 |
関連リンク | 酒肴あおもん(記事) |
関連リンク | 肴場あおもん(Instagram) |