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五反田に「酒肴あおもん」がオープン。「これがいい。があるお店。これでいい。があるお店。」をキャッチコピーに、青魚をメインにした酒場。悪立地をもろともせず早速話題に!

2月24日、五反田に「酒肴あおもん」がオープンした。「これがいい。があるお店。これでいい。があるお店。」をキャッチコピーに、アジやサバ、イワシなどの青魚の酒肴が中心の酒場だ。店主・渡辺慎一郎氏は焼鳥や居酒屋、ホルモン焼きなどを経て同店で独立。視認性の悪い地下でも、早速口コミを広げて順調な集客を実現しつつある。


「38歳の自分がいま食べたいもの」である青魚に着目。原価が安いのもメリット

五反田駅から徒歩4分。目黒川を渡り、飲食店が密集する一角を抜けた先、雑居ビルが立ち並ぶ閑静な場所にあるビルの地下1階。細い階段を下りた先で営業するのが「酒肴あおもん」だ。「この階段から、ドアを開けた先のギャップを楽しんでほしくて」と話すのは、店主の渡辺慎一郎氏。「自分はまだまだ未熟者、青い」という意味を込めて「あおもん」と名付けたという。

そんな渡辺氏は大学在学中から飲食店のアルバイトに勤しみ、卒業後もフリーターとして飲食店に勤務。27歳の時に定食店の社員となったものの「もっとお客様と接点の多い業態、居酒屋で働きたい」と、東北沢の焼鳥居酒屋「てっちょこ」へ。3年働いた後、恵比寿の「晩酌屋おじんじょ」で5年、その後は中目黒の「炭火焼ホルモンまんてん」に2年在籍した。

独立に向けて物件を探し始めたのは昨年夏ごろ。なじみのあった恵比寿や中目黒、渋谷近辺で探すも希望に叶う物件はなかなか見つからなかったところ、五反田の同物件を見つけた。「駅から離れているし周りは静かだし、地下で視認性も悪い。でも、僕は変わったことに挑戦したいタイプで……あえて悪い条件の環境で出店して、そこで繁盛できたら自信につながるし、スタッフもやりがいを感じるんじゃないか、と契約しました」。

アジやサバ、イワシなどの青魚を主役にした酒場にしようと考えた渡辺氏。そのアイディアは物件が決まった後に決めたという。「『てっちょこ』では焼鳥を、魚料理も多く提供する総合居酒屋である『おじんじょ』では魚を、『まんてん』では肉を学び、様々な店で修業させてもらったことで、あらゆる食材を扱えるようになりました。その中でも、いま38歳の自分が食べたいものを考えたとき、青魚が浮かんだ。特に自分と同じ年代やそれ以上の人で青魚を好む人は多いし、他の魚に比べて原価が安いこともメリットでした」と渡辺氏。「とはいえ青魚ばかりにしてしまうと、店としての使い方が難しくなる。それ以外の居酒屋らしい定番のつまみもバランスよく交えた店にしました」と話す。

緑色の外壁が特徴的なビルの地下一階。今後、より店の認知が広がったら看板を置くのをやめ、一層の“隠れ家感”を演出したいそう

海鮮居酒屋の居抜きで、カウンターや厨房のレイアウトは変えずに改装。50代の「イケオジ」なデザイナーが「いま遊びたい場所」をイメージして設計。カウンター上の青いタイルは魚のうろこをイメージ。天井を飾る木のオブジェは、余った木材が処分にも費用がかかるので、と付けたもの

店舗データ

店名 酒肴あおもん
住所 東京都品川区西五反田2-31-4 kkビル B1F

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アクセス 五反田駅から徒歩4分
電話 03-6417-0636
営業時間 17:30〜23:30
定休日 日曜
坪数客数 15坪24席
客単価 6000円
オープン日 2023年2月24日
関連リンク 酒肴あおもん(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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