コロナ禍をきっかけに売上が伸長。スタッフ、物件に恵まれ至近に2店舗目を出店
こうして2016年にオープンした「笑猿場」は、最初の1~2年目こそ苦労することもあったというが、3年目を迎えた2020年、コロナ禍でも通常営業を続けたことが功を奏し大きく売上を伸ばし、当時は10坪で月商500万円を超えることもあったという。「集客が安定し、2021年の夏頃から『次いけるかも』という手ごたえがありました。同時に、今までアルバイトで頑張ってくれていたスタッフが社員となることになり、また、近くで物件が見つかったことも重なって出店を決めました」と長岡氏。
元はパチンコ店の景品交換所だったという5坪の物件。至近の「笑猿場」との差別化を意識し、当初はアッパーなカウンター酒場を構想していたという。「笑猿場」よりもグレードを上げた酒とつまみ、白木のカウンター、ピシッと白衣を着たスタッフなどをアイコンに、少人数のお客様をしっかりもてなす小料理屋をイメージしていたというが、その考えは徐々に変化していったという。「『笑猿場』は元気をウリにした居酒屋としてやってきた。だんだん『アッパーな店は自分達らしくないな』と思い始めて。店の内装も作り込むつもりでしたが、お金をかけても結局5坪という狭さではどれほど意味があるのだろうか?と。一度、構想は白紙に戻しました」。
そしてたどり着いたのが、店内に屋台を入れ、15席を詰め込んでわいわいガヤガヤ楽しめる酒場だ。「格好つけてもしょうがない。自分達らしく元気にやりたい。屋台を置いたお祭りのような雰囲気で、気軽におでんが楽しめたらいいなって」と長岡氏は笑う。
店舗データ
店名 | 屋台笑猿場(ヤタイショウエンバ) |
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住所 | 東京都小平市花小金井南町2-19-5 |
アクセス | 花小金井駅から徒歩2分 |
電話 | 042-452-9896 |
営業時間 | 18:00-27:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 5坪15席 |
客単価 | 2500円 |
運営会社 | 株式会社ながおか笑会 |
オープン日 | 2022年12月12日 |
関連リンク | 屋台笑猿場(Instagram) |