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日本酒界のカリスマ・千葉麻里絵氏が独立、西麻布に「EUREKA!(ユリーカ)」をオープン。カウンター、立ち飲み、個室…各自のスタイルで日本酒ペアリングを楽しむ酒場


厳選した日本酒と、「日本酒が入る余白を残した」料理のペアリング

日本酒は約30の蔵元から、常時300種類ほど。あれやこれやと色々な蔵のものを取り入れるのではなく、千葉氏が思い入れのある蔵ひとつひとつと向き合うのがポリシーだ。「新政」、「来福」、「仙禽」、「花巴」の4銘柄とそれぞれ千葉氏がコラボして醸すオリジナル酒を筆頭に、冷酒は1杯80mlで700円~。「GEM by moto」と同様に、品質保持や家庭への普及の願いを込めて冷酒は小容量の四号瓶で取り扱う。燗酒は一升瓶で置いており、一合1300円~。個室客向けに発泡系などのボトルも用意。日本酒は銘柄によりマイナス5度の氷温庫を活用し、独自に熟成させるなどの試みも行っている。それ以外にもビールタップを1つ用意し、日本酒「紀土」の蔵でもある平和酒造のクラフトビールを季節ごとにつなぐ(700円)。焼酎もゆかりある蔵のものを数種類置き、「今後は日本酒と同じ国酒として焼酎も深堀りしていきたい」と千葉氏。

フードはフレンチ出身のシェフとともに開発。日本酒との独創的なペアリングに定評のある千葉氏、同店のフードでもそのセンスがいかんなく発揮される。「最初に主役となる素材を選び、日本酒に合うよう再構築していきました」。シグネチャーの「うふマヨ♥」(800円)や、「牡蠣とココナッツミルク」(1600円)、「サワラと白味噌のブールブランソース」(2200円)、「ラムのハンバーグ」(1100円)など、いずれの品も日本酒に合うフックを付け、「日本酒が入る余白を残している」(千葉氏)という。

イカスミを使用し、真っ黒なビジュアルが印象的な「うふマヨ♥」は、岩手・遠野の酒「権化 PEAT」とのペアリングを意識した品。燻したピートを使って醸す『権化 PEAT』に合わせて、マヨネーズも燻製している

左の皿は「今日のタルタル」(1400円)。白身魚にリンゴ、柑橘の皮などを合わせカルパッチョのような仕立てに。長野のとっから味噌を添え、なめろうのようにも楽しめる。奈良漬けも加えており、これが日本酒との接着剤になるポイントだという。右は「山椒和え麺」(950円)。手のべの半田そうめんにわさび、ちりめん山椒、ネギとニラの醤油和えを添え、「やまつ辻田」の新物の山椒を振りかけたもの。奥のボトルは千葉氏が蔵とコラボして醸す酒の数々

店舗データ

店名 EUREKA!(ユリーカ)
住所 東京都港区西麻布4-11-28麻布エンパイアマンション2F

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アクセス バス停「西麻布」から徒歩3分、六本木駅から徒歩10分、広尾駅から徒歩10分
電話 03-6805-0706
営業時間 【火~金】18:00~23:30【土日祝】13:00~21:00
定休日 月曜
坪数客数 18坪カウンター12席+立ち飲み6~10人+個室1室4席
客単価 1万1000円
オープン日 2022年11月1日
関連リンク EUREKA!(Instagram)
関連リンク GEM by moto(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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