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ぬか漬け&手打ちパスタの「まーに」が自由が丘にオープン。イタリアンの実力店「mondo」「falo」が地元の名女将を主役に5坪の小さな酒場を出店

5月7日、自由が丘に「まーに」が開業した。自由が丘の「mondo」、代官山の「falo」のイタリアンを展開するmunchy-wunching(東京都目黒区、代表:宮木康彦氏)を母体に、自由が丘の様々な店で女将として活躍してきた石原由佳子氏が切り盛りする酒場だ。石原氏の実家で70年にわたり受け継がれたぬか床で漬けるぬか漬けと、「mondo」仕込みの本格手打ちパスタを武器に、5坪8席の空間で「ほっとできる場所」を作りあげる。


舞台美術やイベント製作の仕事から飲食へ。自由が丘で女将として名を馳せる

オシャレなカフェやパティスリーの多い自由が丘で、駅前でレトロな佇まいが目を引く自由が丘デパート。戦後間もない頃、最先端のショッピングビルとして開業した地上4階建ての同ビルは、昔ながらの洋品店や多国籍な飲食店など約100軒が入居する。その中でもスナックが並ぶ、ひときわディープな3階に登場したニューフェイス、「まーに」が話題だ。

運営はmunchy-wunching。オーナーシェフの宮木康彦氏のもと、自由が丘の「mondo(モンド)」と代官山「falo(ファロ)」の2つのイタリアンを展開する。「falo」はビブグルマンも獲得した実力店。2店とも正統派イタリアンだが、今回は趣向を変えて「ぬか漬けと手打ちパスタの酒場」という斬新なコンセプトを打ち出した。店を切り盛りするのは、女将の石原由佳子氏だ。

石原氏は美大を卒業後、舞台の美術やイベント制作の仕事に従事。「夜な夜な飲み歩いていたら、クラブを経営する方から『君の飲みっぷりはホステスに向いている』と誘われて(笑)。イベント制作の仕事は朝方まであり体力的に辛かったので、これも人生経験だとホステスを始めました」。接客の仕事を通して、飲食業の楽しさに開眼。「疲れた顔でやってくるお客様が、最後は笑顔になって帰っていく。舞台やイベントなどエンターテイメントの仕事をしていましたが、実は飲食業が一番身近なエンターテイメントなんじゃないかって思うようになりました」と石原氏。その後は自由が丘デパート2階の小料理屋「たき八」(現在は閉店)をはじめ、自由が丘でさまざまな店に女将として立つ。その快活な人柄に石原氏には多くのファンがついていった。

自由が丘デパート3階。近隣は古くから続くスナックが連なる。小さな窓から女将の背中とカウンターの楽しげな雰囲気がのぞく

店舗データ

店名 まーに
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階

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アクセス 自由が丘駅から徒歩1分
電話 090-6331-1705
営業時間 17:00〜23:00
定休日 水曜
坪数客数 5坪8席
客単価 6000~7000円
運営会社 株式会社munchy-wunching
オープン日 2022年5月7日
関連リンク まーに(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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