舞台美術やイベント製作の仕事から飲食へ。自由が丘で女将として名を馳せる
オシャレなカフェやパティスリーの多い自由が丘で、駅前でレトロな佇まいが目を引く自由が丘デパート。戦後間もない頃、最先端のショッピングビルとして開業した地上4階建ての同ビルは、昔ながらの洋品店や多国籍な飲食店など約100軒が入居する。その中でもスナックが並ぶ、ひときわディープな3階に登場したニューフェイス、「まーに」が話題だ。
運営はmunchy-wunching。オーナーシェフの宮木康彦氏のもと、自由が丘の「mondo(モンド)」と代官山「falo(ファロ)」の2つのイタリアンを展開する。「falo」はビブグルマンも獲得した実力店。2店とも正統派イタリアンだが、今回は趣向を変えて「ぬか漬けと手打ちパスタの酒場」という斬新なコンセプトを打ち出した。店を切り盛りするのは、女将の石原由佳子氏だ。
石原氏は美大を卒業後、舞台の美術やイベント制作の仕事に従事。「夜な夜な飲み歩いていたら、クラブを経営する方から『君の飲みっぷりはホステスに向いている』と誘われて(笑)。イベント制作の仕事は朝方まであり体力的に辛かったので、これも人生経験だとホステスを始めました」。接客の仕事を通して、飲食業の楽しさに開眼。「疲れた顔でやってくるお客様が、最後は笑顔になって帰っていく。舞台やイベントなどエンターテイメントの仕事をしていましたが、実は飲食業が一番身近なエンターテイメントなんじゃないかって思うようになりました」と石原氏。その後は自由が丘デパート2階の小料理屋「たき八」(現在は閉店)をはじめ、自由が丘でさまざまな店に女将として立つ。その快活な人柄に石原氏には多くのファンがついていった。
店舗データ
店名 | まーに |
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住所 | 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 |
アクセス | 自由が丘駅から徒歩1分 |
電話 | 090-6331-1705 |
営業時間 | 17:00〜23:00 |
定休日 | 水曜 |
坪数客数 | 5坪8席 |
客単価 | 6000~7000円 |
運営会社 | 株式会社munchy-wunching |
オープン日 | 2022年5月7日 |
関連リンク | まーに(Instagram) |