葛西で人気の居酒屋「かんぱい家」が、豚料理に特化した「豚のかんぱい家 西葛西店」を開業。昼飲みを全面に打ち出した店舗づくりで、地元密着型の店舗展開を広げる！

既存店との差別化のため今回の業態は「豚」酒場をチョイス。「昼飲み」推しで世相に合ったスタイルに

その後も常に近隣物件にアンテナを張っていた伊藤氏。2022年に入り、2～3年間空いていたという飲食物件の情報が入ってくる。「どんな物件かと思って見に行ったら、ラブホテルをリノベーションしたマンションの1階店舗でした。駅から近い高架沿いで、立地としては悪くない。なにより、私たちは街を盛り上げたいと思っている。ずっと使われていない物件なら、積極的に使っていきたいなと考えました」。業態については、本店のある西葛西での出店ということで、「普段使いできる居酒屋」という「かんぱい家」の根底たるコンセプトを引き継ぎつつ、焼きとんや豚刺し、その他豚肉料理をメインに据えてお客の棲み分けを画策。また、本店は深夜営業を行っているが、新店舗では廃止。新店舗では「昼飲み」を強く推す方向性に決めた。「実は、『まっしぐら』の流れから、2店舗目は12時から24時の間で営業していたんです。当初はどの程度昼飲み需要があるか懐疑的だったのですが、やってみると意外と売上が立つ。コロナ禍によって人々がお酒を飲む時間も変化しているのだと実感しました」と、伊藤氏。このように、既存店舗の実績を加味して「かんぱい家」のマイナーチェンジを行い、2月11日に「豚のかんぱい家 西葛西店」がオープンした。

スケルトン状態だった店舗をリニューアル。店のつくりは「大井町 豚のいろは」を参考にした

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