新店舗でノウハウを蓄積し、一点特化の派生店舗を視野に。日本の羊肉市場の未来にも目を向ける
今回、店舗をまるごと改装するという大胆な決断をした前川氏。現在の状況を「リスタート」と捉えている。「これまではラムチョップとクラフトビールの掛け合わせとか、既存の和食業態のリニューアルとか、積み重ねてきたノウハウを駆使してきた印象でしたが、今回は羊一頭、自家醸造、ゼロからの店づくりと、新しいチャレンジが多い。12年前に『ながおか屋』を作ったときのような、まさに初心に帰ったような気持ちでいます」。自家醸造の設備が動き始めたあとは、「軽く立ち寄れるブルワリー」というかたちで認知を広げていく考えだ。また、今後については「今回の店舗をモデルケースにして、そこから派生したお店を作って行こうと思います。ステーキだけとか、カレーだけとか、1点特化する小規模店舗の展開を広げていきたいですね」と、語る。世界各国で食べられてはいるものの、日本ではいまだにニッチな羊料理。前川氏の熱い情熱で、羊肉が牛肉や豚肉、鶏肉に並ぶメジャーな食材に変わる日は遠くないかもしれない。
(取材=高橋 健太)
店舗データ
店名 | シノバズブルワリー ひつじあいす |
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住所 | 東京都台東区上野2‐10‐7かきくけこビル1F~3F |
アクセス | JR山手線上野駅、御徒町駅から徒歩5分。都営地下鉄大江戸線上野御徒町駅、東京メトロ銀座線上野広小路駅、東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩3分 |
電話 | 03-3836-1901 |
営業時間 | 月~金 17:00~23:00(LO22:30) 土日祝 12:00~23:00(LO22:30) ※掲載時(2022年2月現在)はまん延防止等重点処置に準じ21時まで |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 108坪 1階テーブル18席カウンター8席、2階46席、3階58席 |
客単価 | 1階3700円、2階・3階5000円 |
運営会社 | 長岡商事株式会社 |
オープン日 | 2021年12月17日 |
関連リンク | シノバズブルワリー ひつじあいす(HP) |
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