ヘッドライン

国産クラフトビール専門店「ビアカフェ萬感」が、高円寺に「きのことおさけ」をオープン。きのこ尽くしのつまみに日本酒はじめ国産酒を提供する“きのこ酒場”


温めてきたアイデアは「きのこ専門酒場」。日本酒と合わせて幅広い層にリーチをかける

店舗出店に対しては「タイミングが合えば」と、気負わないスタンスの髙橋氏だが、その一方で扱う商材のアイデアは数多く胸に秘めていた。その中でも、「ビアカフェ 萬感」の開業前から長い間温めていたのが、きのこだ。「きのこは身近な食材でありながら、まだ世に浸透していないような種類や味わいもあり、未知の食材としての一面も持っています。また、通年で安定して仕入れができて、メインディッシュでも、サブでもいける高い汎用性も持っている。あまりにメリットが多すぎて『なんで誰もやらないんだろう?』と、思っていたほどです」。結局、物件や資金、人材などのリソース不足が理由でかたちにすることがなかったきのこ専門店のアイデアは、長らく髙橋氏の胸に秘めておくこととなる。しかし2021年、知人の酒場が撤退するという報せを受けて再び再始動することとなった。場所は、高円寺駅のガード下だ。「この界隈の飲食店店主なら『一度は出してみたい』という憧れの場所。せっかくなんでやってみようと思いまして」と、出店を決意。もともと「ビアカフェ 萬感」のお客で、高円寺のバーで間借りの居酒屋を営んでいた来馬(くるば)隆文氏をスカウトし、ふたりで開業に向けて準備を進め始めた。メインとなるきのこと合わせる酒は、クラフトビールも候補に挙がったが、「ビアカフェ 萬感」との被りを防ぐために別のアイテムを思案。クラフトビールと同様に全国各地の地域性も感じることができ、日本ならず海外の人々からも人気の高い日本酒を看板にすることを決めた。当初は6月にプレオープンを行い、7月には本格オープンの予定だったが、コロナ禍による緊急事態宣言の対応のため休業。10月27日を開業日として本格的に営業を開始した。

もともと居酒屋だった店舗に居抜きで入居。トイレの面積の一部を削ることで、やや手狭だった客席フロアを拡張、オペレーションの向上を図った

店舗データ

店名 きのことおさけ
住所 東京都杉並区高円寺南3-68-1

 >> GoogleMapで見る

アクセス JR中央線高円寺駅から徒歩3分
電話 03-6781-3934
営業時間 17:00~24:00
定休日 火曜
坪数客数 約7坪 14席
客単価 3000~4000円
運営会社 株式会社萬感
オープン日 2021年10月27日
関連リンク きのことおさけ(Instagram)
関連リンク 萬感BANKAN(記事)
関連リンク ワイン蔵 BANKAN(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集