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恵比寿に居酒屋「amme(あめ)」がオープン。北海道の地方料理をアレンジした「ニューホッカイドウスタンダード」とweb戦略を武器に、悪立地にもかかわらず開業まもなく繁盛中!

9月13日、恵比寿に居酒屋「amme」が開業した。運営するのは志成NEXT(東京都渋谷区)。代表の佐藤廉也氏は、野村證券から飲食業へと転身した経歴を持つ。自身の出身地である北海道のローカル料理に独自のカスタマイズを加えた「ニューホッカイドウスタンダード」が看板だ。繁華街の恵比寿といえど、人通りの少ない裏路地にある雑居ビルの奥にて営業。決して良いとは言えない立地を敢えて選び、SNSを始めとしたweb戦略で集客。お客との距離が近い接客で常連化させ、場所の不利を感じさせない盛況を見せている。


飲食業界への強すぎる愛で、野村証券から転身。グローバルダイニングでアルバイトを開始

佐藤氏は新卒で野村證券に入社。証券マンとして多忙を極める毎日で、仕事後の晩酌や仲間との飲み会、お祝いなど、飲食店で過ごす時間が心安らぐ時間だったという。しかし、1年半ほど経ったある日、飲食の道へと方向転換。「私は、楽しい時も苦しい時も飲食店が元気の源だった。証券マンの仕事をしつつも、いつか飲食店をやりたいという思いはありました。ところがある時、会社の同僚が飲食業を下に見る発言をした時にプツンと来て(笑)。『俺が飲食業で成り上がって、もっと業界の地位を上げてやる!』と、会社を辞める決意をしました」と、語る。

その後、1年半勤務した野村證券の正社員の職を捨て、アルバイトとしてグローバルダイニング(東京都港区、代表取締役社長:長谷川耕造氏)に入社。最初に任された接客では、証券マン時代に身に着けた持ち前の営業力で着々とファンを形成。一方で、料理の腕も磨きたいと、いとこの運営する目黒のオイスターバー「F.PARADE Life」でも働いていた。

下積みを始めて4年ほど経った頃、飲食店のコンサルティング事業を展開する志成を起業。そこで、お客伝いに恵比寿の飲食店のコンサルティングを依頼され、経営に参画。同時に野村證券時代の同期で佐藤氏の厳しい下積み時代を支え続けた小西修平氏と共にカフェバー「EBISU CLASS」の運営も始めていた。それから約1年経ち、コンサルティング契約は終了。改めて飲食店をやりたいと思いながらもゆっくり準備をする予定でいたのだが、偶然カフェバーと同じビルの1階が空いていたことと、なにより、コンサルティングの仕事で繋がったお客からの熱烈な要望が背中を押し、新たに志成NEXTを立ち上げ、9月13日に「amme」を開業した。

恵比寿駅から徒歩3分。線路沿いに立地する雑居ビル1階の、奥まった空間に店舗入口がある

店舗データ

店名 amme(あめ)
住所 東京都渋谷区恵比寿西1-3-2恵比寿テラスビル1-B

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アクセス JR恵比寿駅西口から徒歩3分
電話 03-6452-5474
営業時間 【月~金】17:00~24:00【土】16:00~24:00【日・祝】16:00~23:00
定休日 不定休
坪数客数 13坪 24席
客単価 5000~6000円
運営会社 株式会社志成NEXT
オープン日 2021年9月13日
関連リンク amme(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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