コラム一覧

  • 「中価格マーケット」を狙う時期が来た!

    これまで飲食マーケットの主流だった2000~3000円台の「低価格」と7000円~の「高価格」の間で空洞化していた「中価格」マーケット。景気回復、ベアアップ、交際費非課税枠の拡大など消費税値上げの逆風を吸収するような脱デフレ"経済の好材料を先取りし、積極的に「中価格」を狙った業態開発を仕掛けるべき時期に来たようだ。"…
  • アセアン「BHP」3都市最新情報(2)

    「BHP」、すなわちバンコク、ホーチミン、プノンペン。この3都市は、アセアンのなかでもメコン経済圏"としてこれからの発展が約束されている。3都市のリーダーは、バンコクである。バンコクの動向がホーチミンやプノンペンに影響を及ぼす。連載第二回は、バンコクの日系飲食店の最新情報をお伝えする。"…
  • 「割り算発想」で業態力アップを!

    これからの飲食業態の進化、イノベーションのポイントは何か。顧客が価値と感じる強い業態"はどういう発想や手法で生まれるのか。そのヒントは、「割り算発想」のなかにあるのではないだろうか。"…
  • アセアン「BHP」3都市最新情報(1)

    1月下旬から2月上旬にかけて、アセアン成長都市として注目されているバンコク(タイ)、ホーチミン(ベトナム)、プノンペン(カンボジア)を訪問した。この「BHP」3都市には日本の飲食店経営者から進出先有望マーケットとして熱い視線が注がれている。しかし、期待過剰の面もあり、冷静にマーケットを分析することも大事だ。これから何回かにわたり、レポートする。…
  • 飲食の潮流「三つの変化」

    2014年年明けは静かなスタートだ。飲食店は12月に大きなピークを迎え、1月はその反動もあって客入りが落ち込む。新年会需要は毎年減っているが、今年はアベノミクスの影響で若干増えてはいるものの、それも局地的な現象だろう。リサーチ始めに私が感じたことは、「三つの変化」である。…
  • 「コレド室町」2、3誕生で日本橋が変わる!

    日本橋エリアがまた動き出す。2010年10月に「コレド室町」が開業してから3年半、三井グループによる日本橋開発第2弾となる商業施設「コレド室町2」「コレド室町3」の全83店舗が3月20日にオープンする。注目の飲食テナントをチェックしてみたい。…
  • 2014年、勝つために何をすべきか?

    2014年が始まった。飲食業界には、食材偽装問題、原材料の値上げ、そして消費税の値上げという逆風と、和食(日本人の伝統的な食文化)の世界無形文化遺産登録決定、景気回復傾向という順風が吹いています。2014年、飲食店経営者が勝つためにどうあるべきかを考えてみた。…
  • 2014年の飲食トレンドを予測する!

    2013年が終わろうとしている。12月の売上げだけを見れば、史上最高の数字を叩きそうな飲食店も少なくないだろう。アベノミクスがたしかに功を奏し、大企業のボーナス支給増額や接待復活の波を受けて、飲食ミニバブル"の現象が垣間見られるのは事実だろう。しかし、実態はどうか...。"…
  • いま、アジアの飲食マーケットが熱い!6(ダナン編)

    ベトナム中部の都市、ダナン。日本ではあまり知られていないが、ホーチミン、ハノイに 次ぐ経済・文化都市である。人口は100万人弱、そこに観光客が内外から300万人もおしかける世界遺産、ビーチリゾートありの観光都市でもある。港湾、高速道路などのインフラも整い、今後、高成長が期待されるにも関わらず、日本からの進出企業はまだ圧倒的に少ないのが現状だ。 …
  • いま“裏神田”ストリートが面白い!

    神田エリアの飲食マーケットが活性化している。「ヴィノシティ」「ブッチャーズ」「デビルクラフト」「焼きジビエ 罠」「六花界」など、ワイン、クラフトビール、日本酒の店が話題をつくってきた。そして、いま神田と大手町、秋葉原、御茶ノ水、神保町までを囲む裏神田"が面白くなってきた。"…
  • 海外飲食マーケットの研究2(韓国全羅北道全州市編)

    10月24~28日、韓国全羅北道全州(チョンジュ)市で開催された「全州国際発酵食品EXPO2013」の取材で初めて全州市を訪ねた。全州市は人口63万人、丘陵の盆地に開かれた都市で、朝鮮王朝が誕生した歴史と伝統のある土地として知られる。韓国の「食の都」「味の都」と称されるように、ビビンバやクッパ、韓定食、マッコリ発祥の地であり、発酵技術を軸とした食文化の伝統が延々と継承されている。…
  • 再び増え始めた「立ち飲み業態」に注目!

    9月に入ってから、売上げが伸び悩んでいる飲食店が目立つ。とくに、チェーンの大箱居酒屋やダイニングが厳しいようだ。それらがターゲットとしてきた若者の飲み会需要、企業の宴会需要などが、確実に減少しているからだ。そうしたなかで、個店、小箱店は強い。再び、立ち飲み業態の店も増えてきた。…
  • 海外飲食マーケットの研究1(バンクーバー編)

    アジア以外への都市にも進出を始める日本人の飲食経営者が増えている。今回は、カナダ西部の都市・バンクーバー(ブリティッシュ・コロンビア州)の飲食マーケットを取材してきた。バンクーバーは、210万人とカナダ国内第3位の都市。海、山と自然に恵まれ、夏はマリンスポーツ、冬はスキーなどのウィンタースポーツが盛ん。2万人の日本人が住み、市内には日本食レストランも多い。…
  • いま、アジアの飲食マーケットが熱い!⑤(ヤンゴン編)

    沸騰するアジア飲食マーケット視察レポート第五弾!今回はミャンマー・ヤンゴン編。ミャンマーは人口6367万人とASEAN諸国ではベトナム、タイに次ぐ多さ。平均年齢は27歳と若い。長らく軍事政権が続いていたが、2010年の総選挙を経て11年3月にテイン・セイン文民政権に移行、アウン・サン・スー・チー氏も議席を獲得して復帰。それを機に、米国などが経済制裁を解除したことで外資流入が本格的に始まった。商都ヤンゴンは人口600万人。プノンペンに比べ、ネットや電力などのインフラは遅れているものの、消費都市として動き始めたところ。日本人経営の飲食店の現状と先行きはどうか。…
  • 「おもてなしの時代」をチャンスに!

    2020年オリンピック・パラリンピック招致成功で、東京は国際都市として今後7年間、世界から注目を浴びることになる。そのキーワードの一つは「おもてなし」。サービスマインドである。これは飲食業界にとって、大きなビジネスチャンスであり、また宿題でもある。…