コラム一覧

  • 2015年に伸びる飲食企業はどこか?

    2015年が始まった。アベノミクス再スタートの年でもあるが、GDPの伸び悩みや円安による諸物価の高騰など、不安定要因も少なくない。そうした波乱含みの今年、伸びる飲食企業はどこだろうか?…
  • 2015年に注目されるトレンドと経営者のあり方

    2015年はどんな年になるのだろう?私は飲食トレンドの分析や予測をずっと行ってきたが、ますます「業態トレンド」だけではマーケットの動向を先読みできない不透明な時代に入ってきたような気がする。表に現れる現象だけを見ていては勝てない。その現象の底流にある時代の構造的変化、人々の心の変化を見極めなければならない。…
  • 2015年のキーワード「ボナファイド」とは?

    2014年ももうすぐ幕を閉じる。1年を振り返ってみて、今年の飲食マーケットは「企業カルチャー」が問われた年だったような気がする。売上げ、効率至上主義、中身のない店舗拡大志向は尊敬や評価を受けないことがハッキリした。2015年は「カルチャー変革の年」になる。そのキーワードとは何だろうか?…
  • 「ハイクオリティ大衆酒場」が来る!

    私がずっと追い続けてきた「ネオ大衆酒場」業態。ますます増えてきているが、ここにきて、ハイカジ(ハイクオリティカジュアル=価格以上の品質提供)化の波がネオ大衆酒場マーケットにも押し寄せてきた。一方、老舗大衆酒場の多店舗化の動きも出てきた。2015年は「ハイクオリティ大衆酒場」がブレイクするかもしれない。…
  • 「北米ライフスタイル系業態」トレンドをどう読むか?

    サードウェーブコーヒー、クラフトビール、パンケーキ、エッグ料理、オーガニック料理など、ニューヨークブルックリンやサンフランシスコなど北米の各都市でトレンドになっているネオ・ライフスタイル系の業態が日本でも増え始めている。これらのトレンドをどう読み、これから店舗経営に活かしていくべきか...。…
  • 「ソウル飲食マーケット」視察レポート(2)

    ソウルの夜は東京を超える活気を呈していた。アジアの他の都市と違い、ソウルの若者は大いに酒を飲み、ハシゴ酒をして朝まで楽しむ。驚いたのは、赤提灯や暖簾をかかげた「日本式居酒屋」が非常に多いこと。しかし、そのほとんどは韓国人経営の店だ。日本人経営の店は数えるほどしかないのだ。ソウル出店のメリット、デメリットを探る...。…
  • 「ソウル飲食マーケット」視察レポート(1)

    距離は近いが政治的には遠くなってしまったお隣の国「韓国」。その首都ソウルの飲食マーケットを視察してきた。3泊4日の駆け足だったが、東京23区よりも広いソウル特別市の主要エリアを見て回った。「明洞」「南大門」「東大門」といった観光地のイメージが強過ぎてあまり日本には伝えられない都市部のローカル飲食街はどこもパワフル。成熟したマーケットとはいえ、まだまだ日本からの進出余地は大きく残されていると感じた。…
  • 3つの外食業界「潮流の変化」を読み取れ!

    外食業界は不況不況といわれるが、街を回っているかぎり、「そんなことはない」といつも感じる。客が入っている店は予約が取れないほど繁盛しているが、ダメな店はダメのパイナススパイラルで、二極化"が猛烈に進んでいるということだろう。その背景にあるのが、外食業界を取り巻く環境の大きな変化と価値観の転換だ。その潮流を読めない企業は衰退するしかない。いま4つの潮流の変化が起きている。"…
  • 「上海飲食マーケット」視察レポート(2)

    上海市の人口は2400万人(2013年統計)、面積は群馬県ほどの広さだが、中心部はさほど広くなく、飲食店やモールが集中する主なエリアを端から端までタクシーで回っても1時間、300元(5000円)ぐらい。上海滞在2日目、3日目は、日本人街の虹橋開発区エリアのランチタイム視察から浦東新区エリアへ飛び、さらに欧米系の人たちが集まる淮海中路の茂名路エリアなどを歩いてみた。いたるところで、日本人経営者が戦う姿があった...。…
  • 「上海飲食マーケット」視察レポート(1)

    2012年秋の尖閣列島問題を巡る反日暴動を機に、一気に日本企業の進出意欲が衰えた中国・上海。その前からも「パートナーに騙され店を乗っ取られた」「大きな投資をして開店しだが客が来ずに半年で撤退」といったネガティブな情報が飛び交い、「上海飲食ビジネスは難しい」といったマイナスイメージが伝えられるばかり...。そんな上海飲食マーケットの実情を見たいと10月15~19日の4泊5日のスケジュールで上海に飛んだ。2回連載。…
  • 2014年秋の商業施設オープンラッシュをチェック!

    都心の大型商業施設開発は一巡したとはいえ、小型、中型のプロジェクトはいたるところで進んでいます。2020年の東京オリンピックに向けて、眠っていたエリアの計画も再び動き出したようです。2014年後半、とくにこの秋に集中する商業施設オープンをチェックする。 …
  • クラフトビールの「メジャー化」が始まった!

    9月下旬、ビール業界に電撃的なニュースが飛び込んできた。キリンビールが「よなよなエール」などのブランドでクラフトビールを展開するヤッホーブルーイング(クラフト業界トップ企業)と提携、キリンがヤッホーの株式の33.4%を取得し、ヤッホー製品の製造も手掛けていくというもの。マイナーイメージを売りに伸びてきた日本のクラフトビール市場は、一気に「メジャー化」するのだろうか?…
  • 「肉業態」進化、第二ステージへ!

    肉業態の進化が続いている。最近の飲食マーケットにおいて、熟成肉を含めた新しい業態が熱くなってきた。なかでも、注目はグラム売リのカジュアルステーキ業態の台頭だ。独自の入手経路により、単価を低くした肉をグラム売りする、オーダーカットシステムのガッツリ系のステーキバル業態が増えている。そのほかの肉業態の多様化も追ってみた。…
  • 「ステーキ」「牡蠣」「餃子」ブームの共通点は?

    立ち食いステーキに熟成肉ステーキバル、かき小屋に牡蠣酒場、肉汁餃子に餃子バル...。ここにきて、「ステーキ」「牡蠣」「餃子」が飲食3大ブーム"になりつつある。これらに共通するトレンドキーワードとは?…
  • 「飲食FC」新時代の幕開け!

    「鳥貴族」の株式上場、注目経営者がFCオーナーとなることで話題の「串カツ田中」、空中階小箱出店で低投資FC展開が当たった「ワインカフェ」、名古屋からいきなりFC店で東京進出を果たした「がブリチキン」など、最近、「飲食FC」に新しい流れが出てきた。これまで低迷していたFC業界に新時代が来たのだろうか...。…